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2025.08.16
天空カフェ「れいがん茶屋」で、香川県・屋島の絶景とスイーツを
香川県高松市の北東部に突き出た標高292mの溶岩台地の屋島。その山上で明治時代から愛されてきた「れいがん茶屋」は、瀬戸内海のパノラマビューが広がる天空カフェ。屋島をモチーフにしたスイーツプレートやユーモアあふれるランチメニューなどを提供しています。景色とともに、フォトジェニックなフードを楽しみましょう。
瀬戸内海を見下ろすオーシャンビューのカフェ

(左)盛り土によって丘のように盛り上がった床 (右)「屋島をひらく」をコンセプトに、屋島共通のデザインで製作されたのれん
屋島の山上で100年以上続く老舗「れいがん茶屋」。2021(令和3)年にリニューアルし、天空カフェへと生まれ変わりました。その改修を手がけたのは、隣に建つ「やしまーる」の設計と同様、建築家・周防貴之(すおうたかし)氏。屋島の空と海をイメージして、大川原染色本舗が讃岐のり染で製作したのれんが、訪れる人をやさしく出迎えてくれます。

大正時代から増改築が繰り返された建物の骨格を残して、屋島の山上という立地を生かした改修を施した
歴史があるたたずまいはそのままに、総ガラス張りのモダンな空間となった店内。改修によって床全体の高さを上げたことで、すべての席から絵画のように美しい瀬戸内海のパノラマビューが見渡せるように。テラス席もあり、天空のロケーションを心ゆくまで味わうことができます。
屋島モチーフのユーモラスなグルメを絶景と一緒に楽しんで

「屋島ティラミス」1200円
絶景とともに味わいたいのが、マスカルポーネと本格エスプレッソ入りの「屋島ティラミス」。屋島がかつて海に囲まれた島だった頃の景色をイメージして作られたひと皿です。主役のティラミスの周りには、女木島・男木島に見立てたバナナのキャラメリゼと、小豆島になぞらえたバニラアイスクリーム、さらに多島美と行き交う船を表現したフルーツが並びます。

サラダとスープが付く「れいがん太三郎ハンバーグ 洋風ソース」1800円。ライスかパンが選べる(13:30LOのランチタイム限定)
このほかにも、たぬきのおなかをモチーフにした「れいがん太三郎ハンバーグ」など、遊び心あふれるランチメニューやデザート、ドリンクがそろいます。屋島のはちみつを使ったメニューもおすすめ。ゴルゴンゾーラのピザやハニーカフェラテなど、はちみつのやさしい甘さが味わいに深みを持たせ、名コンビネーションを生み出しています。
かわいい表情に癒やされるワンハンドかまぼこ「やしまのたぬき」

数量限定販売の「やしまのたぬき」350円
敷地内には、屋島のはちみつやたぬきまんじゅうなどをそろえるセレクトショップや、ドリンクやソフトクリームを販売するテイクアウト店も併設しています。こちらで限定販売しているかまぼこ「やしかま」は、創業100年を超える地元のかまぼこメーカーなどと共同開発したオリジナル商品。たぬきモチーフの「やしまのたぬき」と「3色だんご」は、どちらもかわいいビジュアルで人気です。
すぐ隣に建つ高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」は、曲線美が話題の回廊型建築に加え、瀬戸内国際芸術祭2025の作品も展示されるアートスポット。屋島山上から望む瀬戸内の絶景・アートと一緒に、絵になるフードも楽しんでくださいね。
れいがん茶屋
レイガンチャヤ
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西村恵美(forest) 写真:森昌史(forest)
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