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2025.09.07
青く澄んだ“ブルーホール”に魅せられて♪ せせらぎの街「三島」周辺で水辺の絶景スポットをめぐるリフレッシュ旅
静岡県三島市は、街のあちこちから湧き水があふれる“水の都”。今回は、そんな三島エリアで水景をたっぷり楽しみ、心の洗濯ができる日帰りプランをご紹介。湧水豊かな庭園併設の美術館でゆるりと過ごし、源兵衛川沿いのカフェでせせらぎを聞きながらランチを。午後は、SNSでも話題の“青い絶景”が楽しめる公園へ。水辺の風景に癒やされながら、楽しくおいしく、リフレッシュできます。
旅のスタートは美しい庭園がある「佐野美術館」で
「ディレッタントカフェとワルツ」で優雅なランチタイム
湧水の絶景に出会える「柿田川公園」
「湧水の道」で水の恵みを味わう
旅のスタートは美しい庭園がある「佐野美術館」で

季節の移ろいを感じられる日本庭園「隆泉苑」
東京駅から新幹線で約50分。街歩きの拠点となる三島駅から、のんびりおさんぽすること約20分。まずは、知る人ぞ知る穴場の癒やしスポット「佐野美術館」へ向かいます。 広大な敷地には、富士山からの湧水が流れ込む日本庭園「隆泉苑」があり、美術館の開館時間中なら無料で入園OK。木々の緑に囲まれながら、ゆったり森林浴を楽しめます。


大切に保管され、守られてきたことが伝わる貴重な仏像
庭園でくつろいだあとは、美術館へ。展示室では絵画・工芸・絵本原画など多彩なテーマの展覧会を年間5~6回開催。幅広いジャンルの作品を楽しめます。 そして常設展示室では、平安時代につくられた仏像を3体公開。いずれも12世紀の作品で、「大日如来坐像」は重要文化財、「蔵王権現立像」は重要美術品に指定された、見ごたえのある仏像です。 常設展示室に足を踏み入れると、800年以上前の仏像がすぐ目の前に。こんなに近くで見られるなんて……!と、思わず前のめりになってしまいます。表情の細やかさ、手のしぐさ、衣の流れまで、その精巧なつくりに感動が止まりません。
「佐野美術館」の詳細はこちら
佐野美術館
サノビジュツカン
「ディレッタントカフェとワルツ」で優雅なランチタイム

清らかな源兵衛川の横でお食事が楽しめる
お次は、三島の街なかを流れる源兵衛川のほとりで、ランチを楽しみましょう。 「ディレッタントカフェとワルツ」は、2004年にオープンしたレストランカフェ&ギャラリー。三島産の野菜や沼津港直送の魚介、丁寧に仕上げたお料理を味わえます。気取らず、でもちょっぴり特別なランチを楽しみたいときにぴったり。

テラス席は、事前予約がおすすめ

「好事家(ディレッタント)のランチ」3300円
ランチは、選べるメインとドリンク、前菜プレート、バケットがセットになったコース形式です。 前菜の盛り合わせは、三島のお野菜やお肉などがバランスよく盛られ、見た目も味わいも華やか。玉ねぎをふんだんに使用したキッシュは、ディレッタント開店当初から変わらず愛される定番メニューです。

自慢の旬魚のソテーは、550円で追加できる
「ディレッタントカフェとワルツ」の詳細はこちら
#dilettante cafe‗waltz.
ディレッタントカフェトワルツ
湧水の絶景に出会える「柿田川公園」

地下から湧き出す清流が水面を満たす「第1展望台」
お腹が満たされたあとは、三島市に隣接する駿東郡清水町へ。ユネスコ世界ジオパーク「伊豆半島ジオパーク」のジオサイトでもある「柿田川公園」に向かいましょう。ここは、富士山の湧水がこんこんと湧き出す、水辺の公園。奥には「第1展望台」があり、柿田川の源流を真上から眺められます。

直径約5m×深さ約3.5mの円形の湧き間からブルーの水が湧き出す「第2展望台」
そして、階段を下りた先にある「第2展望台」は、かつて紡績工場の取水口として使われていた跡地。今も湧き間からは、青く澄んだブルーの水がこんこんと湧き続けています。 その透明度と深みのある青さから、いつしか“ブルーホール”と呼ばれるようになりました。湧水が青く見える理由は、水が赤い光を吸収する性質によるもの。季節や時間帯によって、コバルトブルーやエメラルドブルーなど、色味が変わるのも魅力です。

柿田川公園には、まだまだ楽しみがたくさん。園内には、縁結びのパワースポット「貴船神社」があります。 こちらは、京都・鞍馬にある本宮から御霊分けされた分社。和泉式部が恋の願いを叶えたという伝承が残っていることから、縁結びのご利益があるとされています。

「みずみくじ」は公園隣の「清水町観光案内所 わくら柿田川」で購入可能、1枚300円
柿田川公園
かきたがわこうえん
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安藤美紀
Writer
安藤美紀

湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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