源兵衛川のせせらぎとアンティーク空間に癒やされて。三島「ディレッタントカフェとワルツ」で優雅なランチを
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源兵衛川のせせらぎとアンティーク空間に癒やされて。三島「ディレッタントカフェとワルツ」で優雅なランチを

静岡県三島市の街なかを流れる、清らかな源兵衛川。その川沿いに佇む「#dilettante cafe(ディレッタントカフェ)」は、平日でもファンが絶えない人気のカフェです。ノスタルジックな雰囲気漂う1階でランチを楽しんだあとは、場所を変えて、3階にある姉妹店のカフェギャラリー「 waltz.(ワルツ)」へ。乙女心をくすぐる空間で、食後のデザートをゆっくり味わえるのも、この店ならではの魅力です。

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川のほとりでゆったりとした大人時間を楽しむ

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透き通った清流・源兵衛川がすぐそこに

新幹線も停車するJR三島駅。そのひと駅隣、伊豆箱根鉄道「三島広小路駅」から歩いてすぐの場所に、「ディレッタントカフェとワルツ」はあります。 お店がオープンしたのは、2004年のこと。開業以来、口コミで評判が広まり、今では三島を代表する存在として親しまれるように。地元の人々はもちろん、わざわざ遠方から訪れるファンも多い、知る人ぞ知る名店です。

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階段下にある、ディレッタントカフェの入口

お店は少しユニークな造り。階段を下りた先の1階が「ディレッタントカフェ」。そして、3階が姉妹店のカフェギャラリー「ワルツ」になっています。
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時が止まったアトリエのような店内

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ディレッタントカフェの店内

まずは「ディレッタントカフェ」へ。扉を開けると広がる、ノスタルジックな別世界にドキドキ。店内はほの暗く、ぽつりぽつりと明かりが灯り、落ち着いた雰囲気。壁には古いお皿や印象派の絵画、アンティーク雑貨などが飾られています。

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オーナーの四宮さん自ら作った雑貨や不思議でかわいいイラストも、散りばめられている

棚に並ぶオブジェは、どれも個性が光るものばかり。「これは何だろう?」と目を向けるたび、好奇心がくすぐられます。

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視線を落とすと、そこには思いがけない風景が。使い込まれた絵具が詰まった画材バッグに、無造作に差し込まれた筆立てまで!カフェに来たはずなのに、気づけば画家のアトリエに紛れ込んだような気分になります。
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厨房はオープンスタイル。調理中に立ちのぼる香ばしい香りや、ジュ~と食材が焼かれる音が五感を心地よく刺激します。

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穏やかな川に癒やされる、水辺のオアシス

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人気のテラス席に座りたいなら、事前予約はマスト

おすすめは、川にせり出すように作られたテラス席。澄みきった水面を眺めながら、せせらぎの音に耳を傾けて、リフレッシュできます。 川の中に作られた散歩道をおさんぽする人や、時折、通り過ぎる電車を眺められるのも、テラス席ならでは。

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“三島のおいしい”を存分に味わえる、ランチコース

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前菜プレートと選べるドリンク(アルコールもラインナップに含まれる)

そんな非日常空間で味わえるのは、「ディレッタント(好事家)のランチコース」(3300円)。メインとドリンクを選べる、コース形式で提供されます。 この日の前菜は、自然栽培で育てられた三島産野菜を中心としたサラダに、自家製キッシュ、テリーヌ、三島じゃがいもの冷製スープなど。ボリュームたっぷり、満足度の高い一皿です。 なかでも、創業当初から変わらぬレシピで焼き上げるキッシュは、ファンの多い逸品。玉ねぎの甘みと卵のふわふわ感、パンのカリっとした食感が重なり合って、思わず笑みがこぼれるおいしさです。

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パンに添えられる動物は、その日によって違う

木のプレートに乗ったバケットは、かわいらしい動物のオブジェとともに登場。食べてみると、外はカリッ、中はしっとりもちもち。食感の絶妙なコントラストがたまりません。
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沼津魚問屋「丸十」より届く新鮮な鮮魚をロースト(550円追加)

今回は、メイン料理にお魚をセレクト。沼津港で水揚げされた天然真鯛を使ったソテーは、皮がパリッパリに焼き上げられ、香ばしい!身はふっくら。脂ものっていて、まろやかなクリームソースとも相性抜群です。 お肉派の方には、長泉町のもち豚を使った自家製ローストポークを。やわらかくジューシーで、噛むほどに旨みが広がりますよ。

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「ワルツ」でとっておきのデザートタイム

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お腹の具合と相談して、デザートまで楽しむなら、ちょっぴりツウな過ごし方をしてみては。 3階の「ワルツ」は、13時からオープンするカフェギャラリー。リクエストすれば「ディレッタントカフェ」でいただいたランチ後のデザートを、スタッフさんが運んでくれて、店内でゆったり味わえます。

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こちらは、ディレッタントカフェとはまた違った雰囲気。窓からたっぷり陽光が差し込み、明るく開放的です。

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ガーリーでレトロ、そしてどこかノスタルジック

壁に飾られているのは、100年以上前のアンティーク布で仕立てられたウエディングドレスやバイオリン、マネキンなど。背景に古書のページもびっしりと貼られていて、時を重ねた美しさが凝縮されています。
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また、パーテーション代わりに並べられているのは、アンティークのステンドグラス。軽やかで透明感のある光がふわりと広がり、ステキです♪

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アーチ型の窓が印象的なカウンター席は、ギャラリーを兼ねたスペース。作家さんによる一点ものが並んでいて、気に入ったものがあればその場で買うことができます。 どれも手仕事の温もりが感じられて、ひとつあるだけで、日々の暮らしが豊かになりそう。特別感たっぷりで、贈り物にも喜ばれるはず。

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挽きたてのコーヒー豆で丁寧にドリップ

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そんな「ワルツ」でひと息つくなら、ワルツブレンドコーヒーを召し上がれ。香り高いコーヒーは、ディレッタントカフェでは味わえない、ここだけの味。オーダー後に豆を挽き、ハンドドリップで丁寧に淹れてくれます。

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お皿もキュートな「チーズケーキ」(440円)、「ワルツブレンドコーヒー」(550円)

同じデザートでも、食べる場所が変わると、感じ方まで違ってくるから不思議。「ディレッタントカフェ」と「ワルツ」の両方を楽しめば、おいしくて幸せな、記憶に残るひとときになりますよ。

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源兵衛川でのんびり、せせらぎさんぽ

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ランチ後は、ぜひ源兵衛川へおりて、水辺のさんぽを楽しんで。「時の鐘橋」からのぞきこむと、アーチ状の橋の下に木の遊歩道が続き、まるで水の上を歩いているような感覚になります。

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源兵衛川は、富士山の伏流水を水源とするため、透明度が高いことで知られています。澄んだ水の中には石や水草がくっきりと見え、季節によってはホタルやカワセミが姿を見せることも。水辺を歩くだけで、日々の疲れが癒やされ、気持ちまですっと軽くなります。
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#dilettante cafe_waltz.

ディレッタントカフェトワルツ

clock-icon水・木・金・日曜11:30~16:00 (17:00close)、土曜11:30~15:00 (16:00close)、18:00~20:00 ( 22:00close)、3階ワルツは13:00~17:00
pin-icon月・火曜
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Writer

安藤美紀

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湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。

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