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2025.09.05
源兵衛川のせせらぎとアンティーク空間に癒やされて。三島「ディレッタントカフェとワルツ」で優雅なランチを
静岡県三島市の街なかを流れる、清らかな源兵衛川。その川沿いに佇む「#dilettante cafe(ディレッタントカフェ)」は、平日でもファンが絶えない人気のカフェです。ノスタルジックな雰囲気漂う1階でランチを楽しんだあとは、場所を変えて、3階にある姉妹店のカフェギャラリー「 waltz.(ワルツ)」へ。乙女心をくすぐる空間で、食後のデザートをゆっくり味わえるのも、この店ならではの魅力です。
川のほとりでゆったりとした大人時間を楽しむ

透き通った清流・源兵衛川がすぐそこに
新幹線も停車するJR三島駅。そのひと駅隣、伊豆箱根鉄道「三島広小路駅」から歩いてすぐの場所に、「ディレッタントカフェとワルツ」はあります。 お店がオープンしたのは、2004年のこと。開業以来、口コミで評判が広まり、今では三島を代表する存在として親しまれるように。地元の人々はもちろん、わざわざ遠方から訪れるファンも多い、知る人ぞ知る名店です。

階段下にある、ディレッタントカフェの入口
時が止まったアトリエのような店内

ディレッタントカフェの店内
まずは「ディレッタントカフェ」へ。扉を開けると広がる、ノスタルジックな別世界にドキドキ。店内はほの暗く、ぽつりぽつりと明かりが灯り、落ち着いた雰囲気。壁には古いお皿や印象派の絵画、アンティーク雑貨などが飾られています。

オーナーの四宮さん自ら作った雑貨や不思議でかわいいイラストも、散りばめられている
棚に並ぶオブジェは、どれも個性が光るものばかり。「これは何だろう?」と目を向けるたび、好奇心がくすぐられます。


厨房はオープンスタイル。調理中に立ちのぼる香ばしい香りや、ジュ~と食材が焼かれる音が五感を心地よく刺激します。
穏やかな川に癒やされる、水辺のオアシス

人気のテラス席に座りたいなら、事前予約はマスト
おすすめは、川にせり出すように作られたテラス席。澄みきった水面を眺めながら、せせらぎの音に耳を傾けて、リフレッシュできます。 川の中に作られた散歩道をおさんぽする人や、時折、通り過ぎる電車を眺められるのも、テラス席ならでは。
“三島のおいしい”を存分に味わえる、ランチコース

前菜プレートと選べるドリンク(アルコールもラインナップに含まれる)
そんな非日常空間で味わえるのは、「ディレッタント(好事家)のランチコース」(3300円)。メインとドリンクを選べる、コース形式で提供されます。 この日の前菜は、自然栽培で育てられた三島産野菜を中心としたサラダに、自家製キッシュ、テリーヌ、三島じゃがいもの冷製スープなど。ボリュームたっぷり、満足度の高い一皿です。 なかでも、創業当初から変わらぬレシピで焼き上げるキッシュは、ファンの多い逸品。玉ねぎの甘みと卵のふわふわ感、パンのカリっとした食感が重なり合って、思わず笑みがこぼれるおいしさです。

パンに添えられる動物は、その日によって違う

沼津魚問屋「丸十」より届く新鮮な鮮魚をロースト(550円追加)
今回は、メイン料理にお魚をセレクト。沼津港で水揚げされた天然真鯛を使ったソテーは、皮がパリッパリに焼き上げられ、香ばしい!身はふっくら。脂ものっていて、まろやかなクリームソースとも相性抜群です。 お肉派の方には、長泉町のもち豚を使った自家製ローストポークを。やわらかくジューシーで、噛むほどに旨みが広がりますよ。
「ワルツ」でとっておきのデザートタイム

お腹の具合と相談して、デザートまで楽しむなら、ちょっぴりツウな過ごし方をしてみては。 3階の「ワルツ」は、13時からオープンするカフェギャラリー。リクエストすれば「ディレッタントカフェ」でいただいたランチ後のデザートを、スタッフさんが運んでくれて、店内でゆったり味わえます。

こちらは、ディレッタントカフェとはまた違った雰囲気。窓からたっぷり陽光が差し込み、明るく開放的です。

ガーリーでレトロ、そしてどこかノスタルジック

また、パーテーション代わりに並べられているのは、アンティークのステンドグラス。軽やかで透明感のある光がふわりと広がり、ステキです♪

アーチ型の窓が印象的なカウンター席は、ギャラリーを兼ねたスペース。作家さんによる一点ものが並んでいて、気に入ったものがあればその場で買うことができます。 どれも手仕事の温もりが感じられて、ひとつあるだけで、日々の暮らしが豊かになりそう。特別感たっぷりで、贈り物にも喜ばれるはず。
挽きたてのコーヒー豆で丁寧にドリップ

そんな「ワルツ」でひと息つくなら、ワルツブレンドコーヒーを召し上がれ。香り高いコーヒーは、ディレッタントカフェでは味わえない、ここだけの味。オーダー後に豆を挽き、ハンドドリップで丁寧に淹れてくれます。

お皿もキュートな「チーズケーキ」(440円)、「ワルツブレンドコーヒー」(550円)
同じデザートでも、食べる場所が変わると、感じ方まで違ってくるから不思議。「ディレッタントカフェ」と「ワルツ」の両方を楽しめば、おいしくて幸せな、記憶に残るひとときになりますよ。
源兵衛川でのんびり、せせらぎさんぽ

ランチ後は、ぜひ源兵衛川へおりて、水辺のさんぽを楽しんで。「時の鐘橋」からのぞきこむと、アーチ状の橋の下に木の遊歩道が続き、まるで水の上を歩いているような感覚になります。


#dilettante cafe_waltz.
ディレッタントカフェトワルツ
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安藤美紀
Writer
安藤美紀

湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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