ニンビンってどんなところ？

ムア洞窟の登山中に見える景色。眼下には蓮池と遠くにニンビンの街を見渡せる

ニンビンは、ベトナム北部に位置する都市です。ハノイから南へ約100km、車で約2時間ほどの場所にあり、ベトナム最初の都「ホアルー」や、渓谷をボートクルーズでめぐる「チャンアン」など、美しい自然を満喫できます。

ベトナム航空のビジネスクラスで快適な空の旅へ

ボーイング787のビジネスクラスは24席

シートには歯ブラシや靴下、ボディクリームなどが入ったアメニティポーチとスリッパ、ブランケットを完備しています。ノイズキャンセリング仕様のヘッドフォンもうれしいポイントです。座席に落ち着くと、程よいタイミングでウェルカムドリンクの提供が始まり、フライトへの期待を高めてくれます。

フルフラットに対応した座席。背中や腰の高さを細かく設定することができる

飛行中はシートをやや倒してリラックス。ビジネスクラスはスクリーンが大きく、エンターテインメントコンテンツをより楽しめます。窓の外を眺めたり、ドリンクを味わっていると、あっという間に昼食の時間です。

前菜のチキン香草ロール、スモークツナのアンショワードとサラダ

ナッツとフィンガーフードに続いて、前菜、パン、スープが提供されます。見た目も美しいメニューの数々をゆっくりと味わいましょう。

メインは真鯛のスパイス焼きアメリケーヌソース

メイン料理は魚と肉からチョイスします。甘みのある真鯛に濃厚な風味のソースがよく合い、食が進みます。この後はチーズと季節のフルーツや、和菓子、ケーキ、アイスクリームなどの提供が続きます。

ベトナムが始まった場所【古都ホアルー】を散策

自然に囲まれたディン・ティエン・ホア廟。午後に訪れると静かでおすすめ

ハノイ・ノイバイ空港に到着後、車でニンビンへと向かいます。まずは古都ホアルーへ行ってみましょう。ホアルーはベトナム最初の独立王朝の首都として知られています。ディン・ティエン・ホアン廟は、初代王ディン・ティエン・ホアンを祀っており、ダイ・ハン廟と並ぶ古都ホアルーの名所です。

自然に抱かれたホテル【エメラルダ・リゾート・タムコック】に宿泊

タムコック埠頭の真ん中に位置し、観光へのアクセスもいい

ニンビンでの宿泊は「エメラルダ・リゾート・タムコック」へ。古都ホアルーやチャンアン・ボートクルーズへもアクセスの良い立地です。36㎡のスーペリアルームは、バスタブ付きの広いバスルームとバルコニーを備えた贅沢な造りです。

86室の客室と屋外プールやフィットネスジムを完備している

セルフで作るバインミーコーナーやオーダー式のフォーがラインナップ

朝食は「コム・レストラン」で、ビュッフェを楽しみましょう。パンに好きな具材を挟んでバインミーを作るコーナーがおすすめです。もちろん、フォーをはじめとしたベトナム料理や、パンも外せません。

石灰岩の渓谷をのんびり眺める【チャンアン・ボートクルーズ】へ

チケット売り場前の広場はフォトスポット。救命胴衣を着たら、いざクルーズスタート

ホテルからチャンアンのボート乗り場へは車で10分程度で到着します。チケットを購入したらボート乗り場へ向かいましょう。船頭さんが列を成して乗客を待っています。皆さんは畑作業がない時期の仕事として船頭をしているのだとか。

青空と切り立つ石灰岩のコントラストが美しい

船頭さんは追い風にも負けずに、ぐんぐんと力強く船を漕ぎ進めていきます。チャンアンには、500以上の洞窟と30以上の谷があり、ボートクルーズでは、湖や寺院などにも立ち寄りながら、ゆっくり2時間の船旅を楽しめます。中間地点ではトイレ休憩も設けられているので安心です。ボートクルーズの料金は一人25万VNDです。

あんな狭いところに入っていけるの？！と驚く洞窟の中へ

天井が低い場所では船頭さんが「気をつけて」と声を掛けてくれる

クルーズのコースでは大小さまざまな洞窟を抜けていきます。なかには頭を屈めないとぶつかってしまうほど天井が低い洞窟もあり、スリリングな体験ができます。洞窟の中は、天然の個性豊かな芸術作品のよう。間近で眺めたり触ることもできます。クルーズ終了後は船頭さんに心付けのチップを渡しましょう。

ランチコースでは、ヤギ肉の他にもスープやチャーハン、春巻きなどベトナム料理が並ぶ

お昼は「スパイス・ガーデン」で、ニンビン名物のヤギ肉を試してみましょう。どんな味がするんだろうと口に運んでみると、臭みもなく、お肉の柔らかさに驚きます。こちらのコースでは炭火焼きとカレー風味のヤギ料理が食べられます。

ムア洞窟の手前には蓮池があり、フォトスポットとなっている。なかなかにハードな山登り

ニンビンの人気観光地のひとつ「ムア洞窟」は、“ベトナムの万里の頂上”の異名を持っています。かつては王族の娯楽の場だったそう。ムア洞窟という名称ながら、実際は2つの岩山を登ります。右手に低い山、左手に高い山があり、いずれもかなり急な階段が続くので、体力に自信のない方は無理をせず、途中までにしましょう。

500段の階段を登りきった眺め。中央に見える小山は先に登った右側の山

急な階段の途中には展望台や、休憩できる椅子も設置されていますが、頂上に近づくほどに階段は狭くなり、下の人とのすれ違いにも気を使うほど。それでも頑張って登りきると、ニンビンの街並みを見渡す絶景との出会いが待っています。

ボートクルーズに山登りというアクティビティと、素晴らしい景観が望めるニンビン。ハノイからは日帰り観光も可能です。プチ冒険をしに、ぜひニンビンを訪れてみてください。