
16
2025.11.17
ひとり旅にもおすすめ!ベトナムの首都・ハノイへ
東南アジアらしい熱気とムードを感じられるベトナムの首都ハノイ。細長い形をしたベトナムの北部に位置するハノイは、のんびりした空気感が魅力で、名所が集中し、短期間でも十分に楽しめる街です。ひとり旅にもおすすめなハノイに行ってみませんか?
ハノイへはベトナム航空の直行便で約5時間30分

ベトナム航空なら東京・大阪など5空港からハノイ・ノイバイ空港へ直行便を利用できる
ベトナム航空はベトナムのナショナルフラッグ・キャリアです。フルサービスキャリアでありながら、リーズナブルな価格でベトナムへのフライトが叶います。ハノイはもちろん、ホーチミンやダナンなど各地への便が毎日多数運航しています。

キャビンアテンダントが着用する明るいブルーのアオザイが美しい
前後約81cmのシートピッチ、背もたれは13cm倒すことが可能で、エコノミーでも窮屈さを感じません。食事メニューも日本人好みの味付けで満足度が高いと評判です。成田空港から約5時間30分のフライトを快適に過ごせます。
【時期】雨季が終わる11月頃がベストシーズン

年間を通して気温は高めだが、12〜2月は最高気温が20度前後と肌寒くなる
ベトナムには雨季と乾季があります。雨季は5〜10月頃。もちろん晴れる日もありますが、雨が多くなり高温多湿に。その後、11〜4月は乾季となり、過ごしやすくなる一方で気温が下がっていきます。また、日本と同じく台風シーズンがあり、8月をピークに10月頃まで続きます。雨季が終わり乾季に入った11月頃が、ベストシーズンとされています。
【エリア】ハノイのエリアは大きくわけて4つ

ホアンキエム湖、旧市街、チュックバック湖、ホーチミン廟の名所だけなら1日でも観光可能
ハノイの観光エリアは大きくわけて4つ。ハノイの中心部であるホアンキエム湖、ローカル感を味わえる旧市街、おしゃれなカフェやレストランが集まるタイ湖&チュックバック湖、歴史スポットが集まるホーチミン廟&ハノイ駅です。市内交通はGrabを活用して、タイパよくめぐりましょう。

ホアンキエム湖に浮かぶ亀の塔。夜にはライトアップされ幻想的な雰囲気に
ハノイを代表するスポット、ホアンキエム湖には玉山祠や亀の塔といった名所があるほか、北側には旧市街、西側にはハノイ大教会と見どころが盛りだくさん。湖を囲むように高級ホテルからコスパの良いホテルまで宿泊施設が集まっており、選択肢が豊富です。
ハノイ ホエンキエム湖

「36通り」とも呼ばれる旧市街。ハンチェウ通りはカゴやゴザの専門店が集まる
アジアらしい活気に満ちた旧市街は、通りごとに異なる専門店が集まっています。手芸用品を扱うハンボー通りや、シルク製品を扱うハンガイ通り、さらに紙製品を専門とするハンマー通りには、カラフルなちょうちんが通りを飾っています。週末にはナイトマーケットも開催され賑わいをみせます。旧市街の雰囲気をざっくり味わいたいなら、停車はしませんが、旧市街を巡回する電気カーを利用する方法もあります。
タイ湖に隣接するチュックバック湖沿いは、おしゃれなカフェやショップが並ぶ
ホアンキエム湖の北西に位置するタイ湖とチュックバック湖は、外国人が多く住む閑静な住宅街や高級ホテルが並ぶ落ち着いたエリアです。湖沿いにはおしゃれなカフェやショップが目白押し。スロウな時間が流れる街の空気感を味わいながら、ゆっくり散策しましょう。

バーディン広場から見たホーチミン廟。混雑するので朝一番に訪れるのがおすすめ
ホーチミン廟&ハノイ駅エリアは、ベトナムの歴史に関する施設が点在しています。ベトナム民主共和国の初代主席・ホーチミン氏の遺体が安置されているホーチミン廟や、ホーチミン氏が暮らしていた家、さらに世界遺産であるタンロン遺跡などがあります。また、レトロなベトナム鉄道ハノイ駅にも立ち寄ってみるといいでしょう。
【おすすめの観光ルート】ホアンキエム湖を中心に散策しましょう

ホアンキエム湖にある玉山祠へと続く朱塗りの橋
観光のスケジュールを立てるなら、ホアンキエム湖を起点として、旧市街やタイ湖など散策ルートを考えましょう。ホアンキエム湖から、旧市街やドンスアン市場へは徒歩で行けますが、ホーチミン廟や、タイ湖エリアへは車が必要な距離感です。日本と比べるとタクシー代もかなり安く、突発的な雨や暑さにも注意が必要なので、無理せず短い距離でも車を使うのがおすすめです。シクロは価格交渉が必須で、一人だと割高になることがあります。
【グルメ】一人でオーダーしやすいフォーやブンチャーがおすすめ

人気店「ブンチャー・ダックキム」の看板メニュー、ブンチャー
ベトナムの代表料理「フォー」はハノイが発祥です。ぜひ本場のフォーを試してみましょう。もう一つおすすめなのは「ブンチャー」です。こちらもまたハノイの名物料理として有名です。甘酸っぱいタレの中には炭焼き肉が数種類入っており、ここへ野菜と米麺「ブン」を浸しながら一緒に食べます。麺の専門店は朝から晩まで営業している店が多く、いつでも気軽にサクっと一人で利用できますよ。
ブンチャー・ダックキム
【ショッピング】ハノイ大教会周辺でショッピングクルーズ

「タイアードシティ」は、デザインに特化したベトナムモチーフのグッズが魅力
ホアンキエム湖の西側に位置するハノイ大教会周辺には、ベトナムの素敵な民芸品やデザイン雑貨を取り揃えたギフトショップが集まっています。ハノイ大教会から歩いてすぐの「タイアードシティー」は、ベトナムの若手デザイナーとコラボした、感度の高いグッズを扱っています。特に人気なのがTシャツです。かなり種類が豊富なので、好みのテイストをじっくり探してみてください。
タイアードシティー

ていねいな刺繍が施されたヘアアクセサリーは見ているだけでも楽しい
ハノイ大教会の西側の道を進むと見えてくるこじんまりとした雑貨店「フローラ・ブティック」は、刺繍やパッチワークのポーチやヘアアクセサリーなどを取り揃えています。ていねいに刺繍されたアイテムはどれも繊細でかわいいデザインばかり。ヘアピンなど小さなものから大きなラグまでさまざまな商品があり、自分みやげはもちろん、お友達への贈り物にもぴったりです。
フローラ・ブティック
見どころがコンパクトに集まっているハノイは、ひとり旅でも楽に観光できる街です。比較的治安もよく、物価も日本より安いので、グルメもショッピングも存分に楽しむことができます。予算や滞在日数次第では、中部の都市ダナンやホイアンの旅を組み合わせてみるのもおすすめです。 取材協力:ベトナム航空
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
文・河野利枝
の人気記事





























