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2025.12.18
アロマ香るチョコレートをお目当てに、鎌倉の白い洋館へ「メゾンカカオ 鎌倉本店」
青いドアをそっと開けると、カカオのやさしい香りに包まれる「MAISON CACAO(メゾンカカオ)鎌倉本店」。コロンビアの農園で手間をかけて育てたカカオを使い、香りを大切にしたチョコレートづくりを続けてきたブランドが、その世界をまるごと感じられる場所を鎌倉につくりました。出来立てのチョコレートスイーツをイートインする1階からカフェのある3階まで、すべてのフロアで様々なチョコレートに出会えます。アロマ香るチョコレートにより添う贅沢な時間が過ごせますよ。
古都の街並みに溶け込む白い洋館に映える青色の扉

鶴岡八幡宮の参道・段葛沿いの洋館
鎌倉らしい落ち着いた風景の中で、どこか海外の小さなショコラトリーを思わせる「MAISON CACAO 鎌倉本店」。段葛を歩いていると、白い洋館に青色の扉がきらりと光ります。青色はブランドが大切にしてきたコロンビアと日本を繋ぐ空や海をイメージしたのだそう。さわやかな青色が白壁にやさしく映えて、前を通るだけでも心がふっと軽くなるようです。

アクセントカラーの青色の扉が白一色の建物によく映える
メゾンカカオは、コロンビアの農園でのカカオの栽培から、収穫後の発酵や乾燥の工程にも携わります。それらの作業を現地ですべて行うことで、カカオ本来の香りがアロマとして香る他にはないチョコレートが誕生するのだそう。そんな背景を知ると、館内に広がるチョコレートの香りにも、親しみがわいてきます。
ショーケースを覗くだけでもワクワクと心弾むスイーツフロア

イートインスペースのある1階フロア
扉を開けてすぐの1階は、甘い香りがふわりと広がるスイーツのフロアです。奥のアトリエで熟練のショコラティエたちが作る出来立てのスイーツが、ショーケースに10種類ほど華やかに並びます。

焼きたてのチョコスイーツが並ぶ
焼きたての生チョコクッキーや、生チョコパイ、生シュークリーム、パウンドケーキなど、おいしい瞬間を届けたいという思いがつまったスイーツばかり。なめらかなチョコレートがとろける生チョコパイは焼き上がりの時間が決まっていて、13時、14時、15時頃に訪れると、ちょうど温かな香りと出会えます。

「チョコレートラテ」(648円)「生シュークリームショコラ」(691円)「フレンチクルーラー」(378円)
生シュークリームはカスタードとショコラの2種類。しっかりとしたシュー生地に、濃厚でありながら後味は軽やかなクリームがたっぷりと詰まっています。イートインでチョコドリンクやコロンビア産コーヒーと合わせれば、散策途中の休憩にも最適。ショーケースを覗くだけでもワクワクと心が弾みます。
自分へのご褒美にも選びたい旅するアロマ生チョコレート

手前右側は本店限定のアロマ生チョコレート
階段を上がった先の2階は、1階とはまた違った落ち着いた雰囲気で、ブランドの代表作であるアロマ生チョコレートが並びます。これまで100種類以上を生み出してきた「旅するチョコレート」は、日本各地の果物や世界の素材をチョコレートに組み合わせた豊かな味わいが特徴。パッケージのデザインも美しく、手みやげにも喜ばれそうです。

プライベートルームとして利用できる「Bleue Room」
このフロアには完全予約制の「Bleue Room(ブルールーム」があります。段葛を眺めながらゆっくりチョコレートを選べる特別な部屋。ここでしか購入できないチョコレートもあり、ひとつひとつを大切に味わいたくなる時間が過ごせます。

フランスの設計士による内装も素敵なエッセンスがいっぱい
お目当ての本店限定のケーキとアフタヌーンティー

3階のカフェ
最上階の3階は、時間帯によって表情が変わります。昼はランチやケーキが楽しめるカフェ、夕方以降はレストランやバーとして利用できます。

「カカオティー」(660円)「生フロルケーキ」(1620円)
人気の「生フロルケーキ」は、この本店ならではの特別なスイーツ。花の形をした可憐な姿に、チョコレートの艶やかさが重なり、胸がときめく一品です。ビターなムースにバニラやフルーツのムースが層を重ね、食べ進めるほどに深い味わい。カカオハスクと呼ばれるカカオ豆の外皮の部分のお茶「カカオティー」と一緒にいただくと、より香りが引き立ちます。

ツヤツヤとしたチョコレートの内側はムースなど5層仕立て
ほかにもアフタヌーンティー(予約制)や、夜にはゆっくりと料理を味わうコースなど、気分に合わせて過ごし方を選べるのが魅力。特別な日の食事にもおすすめの、居心地いいフロアです。

「アフタヌーンティー」(5500円)※予約制
散策途中にぜひ立ち寄りたいチョコレートスポット

3階のバーカウンター
フロアごとにそれぞれのチョコレートの世界が楽しめる「MAISON CACAO 鎌倉本店」。3階には茶室も用意され、古都の雰囲気も漂います。甘い香りに包まれて、チョコレートと向き合う贅沢なひとときを過ごしてはいかがでしょうか。
MAISON CACAO 鎌倉本店
メゾンカカオ カマクラホンテン
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文:高橋茉弓、写真:依田佳子
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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