いつもにぎわう人気店として定着

大きな看板などは出ておらず、おしゃれなカフェやヘアサロンのようにも見える外観

名古屋・伏見は、名古屋駅と栄、2つの繁華街の間に位置する街。オフィスビルや飲食店、観光スポットなどが混在し、オフィスワーカーや観光客など、さまざまな人が行き交います。 「伏見町POPEYE」が伏見の一角に開店したのは2023年。オープン当初から注目を集め、長い行列ができるお店として話題になりました。

写真右の階段で3階へ。3階には半個室が1席あり、こちらだけ事前予約が可能（受付はネットから）

ロゴや店内を飾るオブジェ、ランプシェードなどインテリアももれなく素敵。入口を入ってすぐの天井まである棚に飾られているものも気になる

オープンから2年が経った今年、リニューアルを行って2階を増床し席が追加されました。また、現在は満席の際は整理券を発行するスタイルに変更。長く待つことになる時は、その間に他の用事を済ませるなど時間を有効に使えるようになりました。平日のピークには1時間から1時間30分、土日には最大4時間待ちということもあるそうなので、早めに行って整理券をもらっておくのもいいですね。

ヨーロッパの定食屋さんがコンセプト

1階は奥にオープンキッチンがあるので活気が感じられ、いい香りも漂ってくる

お店はカフェのように洗練されていて、定食が食べられるお店とは思えないたたずまい。“ヨーロッパに定食屋さんがあったら”というコンセプトで作られているそうです。吹き抜けの空間や、木のぬくもりを感じる椅子やソファ、モダンなカウンターなどが設けられ、ちょっと特別なシーンにも利用したくなる雰囲気の良さがあります。

2階はやや落ち着いた雰囲気で、手前と奥にはカウンター席も。階段近くの棚では、お店で使っているやちむんの器も販売

ごちそう丼で朝から贅沢な気分に

POPEYEの極上丼（1480円、味噌汁を豚汁に変更で＋200円）。しらす、焼鮭、炙りサーモン、いくらのほか、大きなしいたけなど野菜の天ぷらものってボリューム満点

今年10月からは、9時から11時までの朝食営業も始まりました。朝のメニューは、20食限定の「POPEYEの極上丼」と、「おにぎり一汁五菜定食」の2種類。どちらも朝食限定のメニューですが、丼ものは朝しかないため特に人気で、贅沢な内容なのに比較的お手頃という点でも喜ばれているとか。朝食の時だけ＋200円で変更可能な豚汁は、ほとんどの人が選ぶそうです。

具だくさんのおにぎり20種類以上がスタンバイ

サーモンのレアカツ定食（1980円、ご飯をおにぎり2個に変更で＋400円）。分厚く切ったサーモンを、真ん中はレアの揚げ具合で。生食できる自慢の鮭を、一番おいしい状態に仕上げている

11時から提供される定食は10種類以上で、ご飯と替えたり、追加でオーダーできるおにぎりも25種類。何度来ても飽きずに楽しめるように、豊富にそろえてあるそうです。定食に添えられる小鉢6品は週替わりや日替わり、お味噌汁は日替わりなので、来るたびに同じメニューを頼んでもきっと新鮮に感じられますね。 各地から厳選した食材を使用していますが、なかでも鮭のクオリティの高さは格別。北海道の漁師さんから直送の逸品で、定食で一番人気の「サーモンのレアカツ定食」など、さまざまなメニューで味わえます。

写真のおにぎりは、手前から梅おかかクリームチーズ、しゃけ明太。お米は玄米より消化が良くて食べやすい分づき米を使用。有明産海苔の香りの良さも抜群

おにぎりはクリームチーズを使ったものや、B･P･C（ベーコンポテトチーズ）など、珍しい具材がいっぱい。具は上から下まで片面を覆うようにぎっしり、最後までおいしさを満喫できます。サイズも大きめで満足感があるので、定食のご飯と変更するなら1個（＋200円）でも十分かもしれません。

食後のスイーツやドリンクも楽しみ

自家製プリン（500円、濃厚バニラと自家製カラメルソース＋300円）とホットラテ（600円）。プリンはもっちりとして程よい硬さ。濃厚なアイスとほろ苦いカラメルソースを追加すると、さらにスペシャルな一品に

オリジナルブレンドのコーヒーやラテ、かりがね茶や和紅茶もそろうお茶類など、ドリンクのバリエーションも豊富。プリンなどのスイーツも用意されているので、食後にこちらもぜひ味わって。お腹がいっぱいでも、つい気になってしまうラインナップです。

ほとんどのドリンクがテイクアウトOK。オリジナルブレンドの豆も販売している

定食はラストオーダーの時間まで注文できるので、時間を問わず食事をする人が多いそう。ランチタイムを逃してしまった時でもうれしいですね。定食やドリンクには季節メニューも登場します。訪れるたびに新たな出会いがあるメニューと、いつ来ても居心地のいい空間を何度でも味わってみませんか。