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2026.03.02
京都・西陣の老舗和菓子店が営む「茶ろん たわらや」で、大人かわいい和甘味を♪
茶の湯とともに育まれた京都の和菓子。茶道の表千家、裏千家といった家元邸が並ぶ西陣の小川通に、和菓子の俵屋吉富が手がける茶房「茶ろん たわらや」があります。上生菓子やお干菓子をお抹茶と味わったり、あんみつやお善哉でほっとひと息ついたり。京都らしい甘い世界が、静かに広がります。
茶の湯の聖地にたたずむ老舗和菓子店
茶房へは右横の小さな入口から細い通路を通って
「茶ろん たわらや」へは、京都駅からバスで約30分の堀川寺ノ内で下車します。広い堀川通と交差する一方通行の細い寺之内通を東へ1~2分歩くと、風情ある石畳の小径・小川通とのT字路に。「俵」の柄を染め抜いたのれんが掛かる俵屋吉富小川店に併設された茶房が、茶ろん たわらやです。
饅頭喰いは、京都の和菓子店の店先でよく見られる
店先に飾られているのは、伏見人形の「饅頭喰い」。父と母のどちらが好きかと尋ねられた子供が、手にもっていた饅頭を2つに割り、どちらがおいしいかを問い返したという逸話にちなむものです。賢い子に育つようにという願いが込められているそう。
茶房はスタイリッシュな隠れ家的空間
白を基調にし、木のぬくもりが心地よい店内
今から約270年前の江戸時代に創業した俵屋吉富。しかも小川店は、茶道家元が近いことから、お茶の世界に携わる人が訪れることも多いところです。その茶房というと敷居が高そうに聞こえるかもしれませんが、意外にもテーブルと椅子が並ぶおしゃれカフェのような雰囲気。8席だけのこじんまりとした上質な空間です。
気候のよい時期は、やわらかな風がそよぐテラス席で
茶房では、伝統の茶菓子やユニークなあんみつを
「季節の上生菓子(抹茶または煎茶付)」770円 ※お菓子は時節により異なります
京都の茶の湯文化を支える老舗和菓子店で味わいたいのは、やっぱり生菓子とお抹茶。どの季節も生菓子は2~3種から選べるようになっています。この日に選んだのは「山茶花(さざんか)」。ピンクの花びらが折り重なる様子がなんとも素敵です。丸久小山園のお抹茶とともに味わいましょう。
贅沢感のある「クリームあんみつ」990円
王道のお茶菓子に対し、あんみつは他では見ない珍しいスタイル。大きな寒天に2色の白玉、丹波大納言小豆の粒あんとアイスクリームが添えられており、白蜜、黒蜜、和三盆の3種から好みの蜜をかけます。寒天のつるりとした食感が上品な余韻を残す一品です。
「栗善哉」880円 (10月初旬~4月中旬頃までの提供)
春も間近とはいうものの、まだまだ肌寒い日が続くこの頃。温かな和甘味の代表格といえば、善哉(ぜんざい)です。香ばしく焼いた存在感のある白玉と栗が浮かぶ善哉には、小豆がたっぷり。箸休めの塩昆布が、やさしい甘みを引き締めてくれます。
おみやげには、銘菓「雲龍」やお干菓子のアソートを
直営店限定の「復刻雲龍」半棹1296円
帰りには、和菓子のおみやげをぜひ。 雲間を飛ぶ龍の姿を表現した「雲龍」は、小豆や米粉から作るそぼろ餡で小倉餡を巻いた、あんこ好きにうれしいお菓子。丹波大納言小豆を巻き込んだ直営店限定の贅沢な「復刻雲龍」がおすすめです。
遊び心にあふれた「季節のお干菓子」1個108円~
また、ガラスのショーケースには、洋菓子のプチフールのようなカラフルでかわいい形のお菓子が。こちらは、お抹茶と合わせていただくお干菓子。自分用に好きなものを好きなだけ買ってもいいし、贈りもの用に好みの種類を詰合せることもできます。 3月になると、近くの宝鏡寺では春の人形展が始まり一気に春ムードに。また、妙顕寺、本法寺、妙蓮寺は、桜の名所でもあり境内がピンクに染まります。西陣さんぽの間に、憧れの和菓子店の茶房で、ほっとひと息ついてみましょう。
茶ろん たわらや
サロン タワラヤ
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文:戸塚江里子(らくたび) 撮影:小川康貴
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