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2026.05.30
鎌倉・長谷の緑に包まれて。古民家カフェ「The pass」で味わう朝のコーヒーと蕎麦粉の香り
江ノ電がゆっくりと街を縫うように走る鎌倉・長谷。観光客で賑わう大通りから少し離れ、閑静な住宅街へと足を進めると、そこには時が止まったかのような穏やかな景色が広がっています。生い茂る木々に守られるように佇む一軒家の古民家カフェ「The pass」は、朝7時半にオープン。庭の草木が朝露に濡れ、小鳥たちがさえずる中でいただく一杯のコーヒーは、日常の忙しさを忘れさせてくれますよ。心の中に新しい風が吹き抜けるような、瑞々しいひとときをここで過ごしてみませんか。
木々に囲まれた静かな一軒家で長谷の空気を感じて

江ノ電長谷駅から徒歩約3分
豊かな緑に覆われた一軒家「The pass」は、古い建物がもつ温もりに、現代的なエッセンスを加えたカフェです。店内はどこか懐かしく、穏やかな空気に満ちています。

庭にもベンチやテーブル
お天気の良い日には、お庭の席で過ごすのも贅沢な選択。木漏れ日が揺れる庭で、風の音に耳を傾けていると、時間を忘れてしまいそうになるほど。
街が目覚める前に訪れたい自分だけの隠れ家

ナチュラルな雰囲気が漂う店内
朝一番の光が差し込む店内には観葉植物が飾られ、外に広がる庭の緑と溶け合っているかのよう。ナチュラルなインテリアの中に、しっくりと馴染むのは、正面で存在感を放つカウンター。天板に銅板をあしらったその姿は、使い込まれた道具のような深い味わいを感じさせます。

入口正面のオーダーカウンター
カウンターは角が丸く削られ、なだらかなカーブを描きます。こうした職人の手仕事が、このカフェに優しい温度を添えています。朝7時半、近所の人がふらりと立ち寄り、店主と静かに言葉を交わす光景もこの店の一部。モーニングコーヒーを楽しむのにふさわしい、凛とした落ち着きがあります。

緑に囲まれるデッキ
温度で表情を変えるフルーティーな一杯

バリスタがハンドドリップで淹れるコーヒー
店内で焙煎されるコーヒーは、豆本来の個性を引き出した浅煎りのスペシャルティコーヒーです。コーヒーチェリーそのもののフルーティーな甘みが特徴で、従来のコーヒーのイメージを覆すような華やかさがあります。

「コーヒー」(700円~)※豆の種類によって変更有
浅煎りのコーヒーは、抽出したての熱い状態から少しずつ温度が下がるにつれて、隠れていた果実味がゆっくりと花開いていくのだそう。少しずつカップに注いで、そうした変化を楽しむ豊かなひとときを過ごせるのも魅力です。
ハーブの香りに誘われる蕎麦粉が主役の朝食

「蕎麦粉のベジクレープ」(1300円)
コーヒーとともに味わいたいのが、長野県戸隠産の蕎麦粉を贅沢に使用したクレープやスコーンです。香ばしく焼き上げた蕎麦粉のクレープは、季節の瑞々しい野菜をたっぷりと包んでいます。ハーブを効かせた自家製ドレッシングが、蕎麦の素朴な風味と野菜の甘みを鮮やかに引き立てます。

「蕎麦粉のスコーン」(500円)
おやつには蕎麦粉のスコーンをぜひ。噛みしめるほどに広がる蕎麦の香りと、軽やかな食感のコントラストは、一度食べると忘れられない優しさがあります。
リッチな香りに包まれるストライプの誘惑

「バナナブレッド」(650円)「フラットホワイト」(650円)
甘い香りに誘われて選ぶのは、美しいストライプの焼き目が目を引く「バナナブレッド」。バターとバナナを贅沢に使ったリッチな生地は、表面のサックリとした食感と、内側のもっちりとした重厚な口当たりのバランスが絶妙です。エスプレッソにきめ細やかなスチームミルクが溶け合う「フラットホワイト」との相性も抜群です。
日常を少しお休みしてゆったりと深呼吸

鎌倉の日常に溶け込み、訪れる人の心を静かに整えてくれる「The pass」。「何もしない贅沢」を思い出させてくれます。ぜひ少し早起きをして足を運んでみてくださいね。
The pass
ザ パス
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文:高橋茉弓、写真:依田佳子
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