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2016.08.10
こぼれそうなほどフルーツたっぷり!名物ティーパンチが楽しめる盛岡の純喫茶「リーベ」
※こちらの記事は2016年8月10日に公開されたものです。 昭和の面影を色濃く残すレトロな雰囲気が魅力の、岩手県盛岡市桜山エリアで、45年もの間営業を続けている純喫茶「ティーハウス リーベ」。数あるメニューの中から、この夏にぜひ味わいたい名物アイスティーをご紹介します。
40年前の趣そのまま。レトロな横丁にある純喫茶
広々と明るい2階はサロンのような雰囲気。1人からグループまで客層は幅広い
盛岡駅からのんびり歩いておよそ20分。盛岡城跡公園に隣接する「桜山神社」の参道沿いを中心に、小さな飲食店や雑貨店が立ち並ぶ一角があります。
内装も調度品も当時のまま。昭和の時代にタイムスリップしたかのよう
戦後の引揚者がバラックを建て商売をしたのが始まりというこのエリアは、昭和の風情を色濃く残す、レトロな雰囲気が魅力。今回紹介する「ティーハウス リーベ」は、ここで45年前から営業を続けている喫茶店です。 紅茶を中心とした喫茶メニューのほか、モーニングやランチのサービスも提供。お昼時には近くのビジネス街からのお客さんでにぎわいます。
使うフルーツは10種類以上! 名物「ティーパンチ」
「ティーパンチ(630円)」。トッピングは時季によって変わる
まだ紅茶が一般的ではなかった時代に、盛岡初の紅茶専門店として創業した「リーベ」。コーヒーやフロート、ミルクセーキなど純喫茶らしいメニューが揃いますが、種類豊富なのはやっぱり紅茶。夏のこの時季なら「ティーパンチ」がだんぜんおすすめです。 ころんとしたフォルムのグラスにたっぷりの氷と淹れたての紅茶を注ぎ、オレンジシロップやカットフルーツでさわやかに風味付け。その上に10種類以上のフルーツがこぼれそうなくらい盛りつけられています。
注文を受けてからひとつひとつフルーツをカットし、盛りつけ
見た目の華やかさ、ボリュームだけでも目をひきますが、何よりアイスティーそのものがおいしい。 えぐみがなく後味すっきりで、フルーツの酸味や甘さを邪魔しません。 このティーパンチ、作るのに少々時間がかかるためランチタイムなどの混み合う時間帯は提供をお断りすることも。午前中またはランチ後の比較的空いているときに注文するのがおすすめです。
クラシック&エレガントな器にもキュンとします
アイスコーヒー用の真鍮製のカップと、銅製のシロップポット
レトロな空間だけでなく、提供されるメニューの器や盛りつけにもクラシカルな品のよさを感じるのがリーベの魅力。
カウンターの背面に並ぶ紅茶用の器たち。青いバラのティーポットは創業当時から大切に使っているもの
花や果実が描かれたティーセット、アイスコーヒーに使われる真鍮製のグラス、鳥を象ったシロップポット…。創業時から使い続けているものも多く、時を経てもエレガントさを失わない器たちにキュンとします。
濃いめのコーヒーで作ったゼリーの苦みが絶妙で、すっきりとした後口の「コーヒーゼリーパフェ(650円)」
例えば、ティーパンチに劣らず人気だという「コーヒーゼリーパフェ」は、足のついたグラスにアイスクリーム、ゼリー、コンデンスミルクを重ね、フルーツとホイップクリームで飾り付け。花柄の受け皿との組み合わせもすてきで、背筋を伸ばしてお行儀よく食べたくなるたたずまいです。 純喫茶らしい品があり、かつ誰でも気軽に入れる居心地のよさが魅力の「リーベ」。盛岡の夏のひとときを、このレトロな空間でくつろいでみませんか?
ティーハウス リーベ
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鈴木いづみ
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