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2014.06.24
色とりどり、梅雨の京都を彩る「紫陽花」の名所へ
明るい色彩で華やかな空間を作りだす紫陽花(あじさい)。しっとりと雨に濡れた花の姿は情緒たっぷり。今回はこの時季の京都に彩りを添える紫陽花の名所をご紹介します。
“紫陽花の宮”と称される洛南の古社「藤森神社」
京阪・墨染駅から徒歩5分、「藤森神社」は平安遷都以前から祀られる京都有数の古社で、社伝によると新羅から凱旋した神功皇后が、この地に軍の旗を建て武具を納めた塚を築いて創建したと伝わります。神社は“菖蒲の節句発祥の地”としても知られ、現在は「勝ち運」と「馬の神様」として崇敬を集めています。 境内には2ヵ所の紫陽花苑があり、色とりどりの花が咲いて目を楽しませてくれます。苑内に設けられた通路を歩くと、紫陽花に包まれるよう(メイン画像)。第二紫陽花苑の入口付近には、神社創建にまつわる旗塚もあるのでお見逃しなく。 ○藤森神社(ふじのもりじんじゃ) [所]京都市伏見区深草鳥居崎町609 [TEL]075-641-1045 [時間]9:00~16:00(紫陽花苑は6月30日頃まで) [拝観料]300円(第一紫陽花苑・第二紫陽花苑共通券)
1万株の紫陽花がたなびくように広がる「善峯寺」

西山の斜面を生かした善峯寺の紫陽花苑
JR向日町駅から阪急バスに乗り換えて約30分。終点の善峯寺バス停からさらに徒歩で坂道を登ると「善峯寺」へと到着します。本尊は十一面千手観音像で、寺は平安中期の長元2(1029)年に創建され、西国三十三所霊場巡りの20番札所として厚い信仰を集めています。本堂をはじめとする建物は、江戸幕府5代将軍綱吉の生母・桂昌院が再興したもの。桂昌院お手植えの桜や樹齢600年を数える遊龍松など、歴史を感じられる境内です。 起伏に富んだ境内に広がる紫陽花苑には、1万株もの紫陽花が斜面に立体的に植えられ、見応えじゅうぶん。高台から望む素晴らしい眺望とともに、京都屈指のスケールで紫陽花を楽しむことができます。 ○善峯寺(よしみねでら) [所]京都市西京区大原野小塩町1372 [TEL]075-331-0020 [時間]8:00~17:00(16:45受付終了) [拝観料]500円

歴史を刻んだ建物との共演も見どころです
知る人ぞ知る紫陽花の新名所「智積院」

まだまだ隠れ名所・智積院の紫陽花苑
京阪・七条駅から東へ徒歩約10分、真言宗智山派の総本山・智積院(ちしゃくいん)は、池泉観賞式の名勝庭園や長谷川等伯の筆による「楓図」で名高い寺院です。この地は豊臣秀吉が亡き愛児・鶴松の菩提を弔うために創建した祥雲禅寺の跡で、江戸初期、智積院が祥雲禅寺の建物や障壁画を受け継ぎ再興されました。 こちらの紫陽花は金堂の裏手。近年に新しく整備をされた場所のため、まだまだ穴場で、少し小ぶりな可愛らしい紫陽花が本堂を包むように人知れず咲き誇っています。智積院を訪れる際は、ぜひとも金堂の裏側にも回ってみてください。 梅雨の京都を明るく彩る紫陽花。この時季ならではの風景を愛でに足を延ばしてみませんか? ○智積院(ちしゃくいん) [所]京都市東山区東大路通七条下る東瓦町964 [TEL]075-541-5361 [時間]9:00~16:00 [拝観料]境内自由(収蔵庫・名勝庭園は500円)
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写真 / 吉村 晋弥
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