春爛漫の京都を楽しむ
「萬福寺」④
禅寺における主要伽藍のひとつで説法を行う「法堂」からは、大勢の念仏を唱える声が聞こえて来たので、少し離れた場所から見ました。
正面の欄は、及び卍くずしの文様
になっています。これらはすでに奈良時代の法隆寺などの南都寺院に使われていますが、江戸時代初期にあらためて黄檗を通じてもたらされたものだそうです。(写真1枚目)
黄檗開山隠元禅師をお祀りしている「開山堂」への回廊には、合山鐘(がっさんしょう)と呼ばれる下部に波打たせ模様がある中国梵鐘が有りました。(写真2枚目)
後水尾法皇の御生母で明正天皇の祖母にあたる近衛前子(院号:中和門院)の屋敷跡の「中和園」は、新緑が綺麗で、シモクレンや藤のお花が咲いていました。(写真3.4枚目)
萬福寺は見どころ満載で紹介しきれませんが、忘れてはいけないのが、魚の形をした木製の楽器で、食事や法要の時間を知らせるために使用される「魚梆(ぎょほう)」です。(写真5枚目)
お守りやグッズなども色々有って、幸運をもたらして願いを叶えてくれるほていさんのおみくじを二人で引きました。
人も少なく、ゆっくりとおまいり出来たので、思ったより時間が経ちました。
JR黄檗駅まで歩いて、電車に乗って京都駅まで戻りました。
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