【4月奈良&京都春旅*悠久のときを歩く〜萬福寺その1】
まったり大満足した後は、近場でJRと京阪の駅同士が離れていない萬福寺(まんぷくじ)へ行きました。(最寄り駅は黄檗おうばく)
こちらは中国から渡来した隠元禅師が寛文元年(1661)に開創した黄檗宗の大本山。
インゲン豆、スイカ、レンコン、タケノコ(孟宗竹)、煎茶、原稿用紙や明朝体の文字といった今の暮らしの中に溶け込んでいる幾つかは、隠元禅師の請来によるものだそうです。
日本でいう禅宗は「臨済宗」「曹洞宗」「黄檗宗」は三宗に分けられているのだそうで、入った瞬間から、通常のお寺とは違った異国な空気を感じます。
(トップ)総門(重要文化財)
(2枚め)八重桜が綺麗でした
境内は中国・明朝の建築様式を取り入れた伽藍配置で、正面一間を吹き放しとした主要伽藍を中心軸上に置き、同じ大きさの諸堂が左右対称に配されています。(昨年令和6年に主要伽藍である天王殿、大雄寶殿、法堂3棟が国宝に指定)
山門(重文)(3枚め)
ここを入れば脱俗の清浄域だそうです。
天王殿には、ここのシンボル的な存在、太鼓腹で温和な笑顔の布袋さまのお姿を拝顔することができます。(4枚め)
ようこそ~よく来たね~と話しかけてくださってるよう。
愛称「ほていさん」で親しまれていますが、中国の唐の時代に実際にいらした僧侶だそうです。
布袋さまは各地を行脚し、困った人に袋から必要なものを与え、救われたお礼にと戴いたものを袋に入れて、国中を行脚することで袋が大きくなっていきました。
その徳の高さから「弥勒菩薩の化身」だとされ、萬福寺では「弥勒菩薩」として信仰されています。
毎月8日(2月と8月は除く)は生誕・降臨の日(萬福寺では5月8日)にちなんで、縁日(ほていまつり)が催されているそうです。
弥勒菩薩の真後ろには、韋駄天(いだてん)が祀られていました。(5枚め)
韋駄天はお寺の守護神のため、大雄寶殿のほうを向いています。
足が速いとされる韋駄天、「わたしにお任せあれ!」と頼もしいお姿が凛々しくて、しばし見とれました。
脇には四天王も祀られています。
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