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2017.06.04
【東京】6/17ー9/24|レオナルド×ミケランジェロ展
イタリアルネッサンス時代の二大巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロを対比する美術展が、東京・三菱一号美術館で、6月17日(土)より開催されます。 メインカット:フランチェスコ・ブリーナ(帰属)/《レダと白鳥(失われたミケランジェロ作品に基づく)》/1575年頃/カーサ・ブオナローティ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti】
ルネッサンスの二大巨匠の素描を見比べることができる国内初の展示
左)レオナルド・ダ・ヴィンチ 《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》 1483-85年頃、トリノ王立図書館 ©Torino, Biblioteca Reale 右)ミケランジェロ・ブオナローティ 《〈レダと白鳥〉頭部のための習作》 1530年頃、カーサ・ブオナローティ(フィレンツェ) ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione casa Buonarroti
本展は、芸術家の力量を示す上で最も重要とされ、全ての創造の源である素描(ディゼーニョ)に秀でた2人を対比する日本初の展覧会です。 素描のほかに油彩画、手稿、書簡など、トリノ王立図書館やカーサ・ブオナローティ所蔵品を中心におよそ65点が一堂に会しますよ。
「宿命のライバル」レオナルドとミケランジェロ
レオナルド・ダ・ヴィンチ(帰属)《美しき姫君 (ビアンカ・スフォルツァ?)》1495年頃 個人蔵
レオナルドは、ミケランジェロよりも23歳年上ですが、2人は「宿命のライバル」といわれています。フィレンツェのヴェッキオ宮殿の壁画における競作、あるいは、考えの違いから起こる対立など互いを強く意識していました。 そんな関係のふたりを、本展では「顔貌」、「絵画と彫刻のパラゴーネ*」、「人体表現」、「馬・建築」、「レダと白鳥」、「手稿」、「書簡・詩歌」、「肖像」の8テーマに沿って両者の作品を対比するというこれまでにない試みを実践しています。 ※パラゴーネ:イタリア語のparagone.「比較」という意味
レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく《レダと白鳥》1505-10年頃 ウフィツィ美術館 ©Firenze, Gallerie degli Uffizi, Gabinetto fotografico delle Gallerie degli Uffizi
「最も美しい」素描とされる、レオナルド作《少女の肖像/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》と、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉のための頭部習作》を間近で見比べることができますよ。貴重なこの機会をどうぞお見逃しなく。
「レオナルド×ミケランジェロ展」
レオナルドミケランジェロテン
03-5777-8600
ハローダイヤル
http://mimt.jp/lemi/
料金:一般 1700円、高校・大学生 1000円、小・中学生 500円
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ことりっぷ編集部
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