いろいろな果物をかけ合わせて、新しいおいしさに！

コンフィチュールは、大びんが800円、小びんが400円

「シェ モモ」が店を構えるのは、JR松本駅から徒歩15分の女鳥羽川沿い。「モモの家」という名の通り、かわいらしい女の子が顔をのぞかせそうな雰囲気です。 陳列された6種類ほどのコンフィチュールは、「いちご×ラベンダー」「B.C.P.（バナナ×カラメル×コショウ）」など、ほかでは見られないラインアップ。これらは店主の蒔田さんがフルーツの組み合わせや配合を試行錯誤しながら、手作りしています。旬の果実を贅沢に使用した無添加のコンフィチュールは、どれもフレッシュな甘さとみずみずしい香りでいっぱいです。

個性派ぞろいのラインアップから自分好みを見つけて

まずは食べ比べて味の違いを感じてほしいという蒔田さんの希望から、全種類の試食ができます。大量生産のジャムの味をイメージしていたら、180度、想像を裏切られるはず。煮詰めているのに生のフルーツより果実味があふれているから不思議です。素材を生かしゴロっとした実たっぷりに仕上げられるのは、長野県産の新鮮な果物を使うからこそ。これだけでスイーツと呼びたくなるような、完成度の高いコンフィチュールです。 元パティシエの蒔田さんはフランスでコンフィチュール製作の修業をしていたと聞き、日本のジャムとは根本から違うのだと納得させられました。

王道デザートやドリンクでコンフィチュールを味わって

カウンターでは、コンフィチュールをワッフルやスコーンとともにいただけます。あつあつワッフルに山盛りアイスクリーム、そしてコンフィチュールをたっぷりかけた「ワッフル アイスクリームのせ」は650円。アイスの甘さに果実の酸味がほどよく効いて、うっとりすること間違いなしです。 コンフィチュールをミックスした「コンフィチュールスカッシュ」（550円）もおすすめ。色鮮やかで目にも楽しい、上品で爽やかなドリンクです。

料理に活用すれば、たちまち華やかな一品に

コンフィチュールは、もちろん普通に食べてもおいしいけれど、蒔田さんに相談するとさまざまな使い方のアイデアをもらえます。 例えば「桃×アンズ」はお肉を焼いたあとのフライパンに入れ、肉汁と煮詰めて肉料理のソースに。「グレープフルーツ×ラズベリー」は、サラダにかければドレッシングのアクセントになります。コンフィチュールが料理の幅をグンと広げてくれますよ。

季節の味を求めて、通いたくなるお店

買ってうれしく、食べてうれしくなるようなスペシャル感を大切にしたいと語る蒔田さん。もっとコンフィチュールを日常に取り入れてもらうのが目標といいます。旬のフルーツを使うため、シーズンごとに新作が登場するので目が離せません。 現在、取り寄せの注文は受け付けていませんが、内祝いやお中元、引き出物など、ギフト対応は行っています。お気に入りのコンフィチュールを、大切な人への贈り物にするのもよさそうですね。