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2015.10.20
代々木上原でアルゼンチンのソウルフードを♪貴重な「チョリパン」専門店
※こちらの記事は2015年10月20日に公開されたものです アルゼンチンの人々が好んで食べる「チョリパン」は、日本人にとってのおにぎりのような“ソウルフード”。日本で珍しい「チョリパン」の専門店「Mi Choripan(ミ・チョリパン)」を訪ねてみました。
アルゼンチンの屋台フードを食べられる、数少ない店
店内はアルゼンチンメイドや手作りの雑貨であふれている
小田急線の代々木上原駅から5分ほど歩くとある「Mi Choripan(ミ・チョリパン)」は、軒を連ねる井ノ頭通りのなかでもちょっぴり目立つ存在。それは彩り豊かな外観のためかもしれません。 ここは、アルゼンチンで軽食やおやつとして日常的に食べられている「チョリパン」の専門店です。愛らしい音の響きも魅力的な「チョリパン」とは、いったいどんな食べ物なのでしょうか。
現地の人気店で修業したご夫婦が作る本格派チョリソー
極太のチョリソーをかじると、粗挽き肉から肉汁がじわり
「チョリパン」はその名のとおり、チョリソーをパンで挟んだものです。日本でよく食べられるチョリソーは豚肉を主に使用しますが、アルゼンチンでは牛肉がメイン。日本で食べるもののようにピリッとした唐辛子の辛さがないのが、アルゼンチンのチョリソーの大きな特徴です。10種ほどのスパイスを混ぜ合わせて作るため、牛肉の旨みが際立っています。 世界放浪中にチョリパンに出会い、開業を思い立ったというオーナーご夫婦。現地で口にしたようなチョリソーが日本にはなかったため、開店当初から本場のレシピをもとに、いちから手作りしています。
まさにアルゼンチンスタイル! カスタマイズに挑戦しましょう
“私の(Mi)チョリパン”はどんなお味?
「チョリパン」には、チョリソーのほかトマトやオニオンなどの野菜や特製ソースをトッピングし、人それぞれ好みの味にアレンジするのが現地流。 「カスタムチョリパン」(1100円)は、注文するとアツアツのチョリソーがパンにのせられて出てくるので、トッピングコーナーで好みの野菜や特製ソースを加えます。ひと口ほおばると、チョリソーやトッピングなどのそれぞれの素材のおいしさがしっかりと感じられる上、全体の味にまとまりがあることに気づきます。
「チョリパン」のおいしさのひみつはソースにあります
スパイスにビネガーを加えると「チミチュリ」を家でも楽しめる
「カスタムチョリパン」のトッピングの一つ「チミチュリ」は、酢にオレガノなど複数のスパイスを加えたソースで、各家庭に必ずあるというたいへんポピュラーなもの。 「チミチュリ」のもとになるスパイス(単品500円)は、オーナー自らブエノスアイレスのチョリパン屋で学んだ秘伝の配合だそうです。本場さながらの味が自慢の「チミチュリ」は味の決め手となるので、「カスタムチョリパン」をオーダーしたらぜひトッピングに加えてみて。
南米の定番フードがさくっと楽しめるランチもおすすめ
スタッフのみなさん
ランチは全部で4種類あり、すべてチョリソー付き。十勝のじゃがいもを使用したポテトフライとマテ茶がセットになった「Lunch B」(850円)なら、お腹も心も満たされますよ。 料理の味も店づくりも“本場”にこだわった「ミ・チョリパン」は、情熱と活気に満ちたアルゼンチンの空気や陽気な人々の姿に、ふと思いをよせてしまう空間でした。
「Lunch B」
Mi Choripan
ミ・チョリパン
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青木 萌
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