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2018.09.22
モザイクタイルの里・多治見で出会ったすてきなカフェ&スイーツ
モザイクタイルを地場産業とする、陶磁器の里・多治見。街中には大正や昭和初期に建てられたレトロ建築が残っていて、その雰囲気を残したまま改装し、カフェや雑貨屋を営む店もあります。一歩なかに入れば、思わぬ出会いが待っていますよ。
本格カレーと自家製パン「カフェ ノイ」
ドイツのカフェをイメージした店内
多治見市を流れる土岐川の昭和橋のたもとにある、築110年のレトロ建物が「CAFE NEU!(カフェノイ)」です。美容院と床屋に分かれていたという建物の空間をひとつに改装した店内は、角が丸い大きな窓が特徴的。オーナー夫妻の好きなビンテージの食器や雑貨などが飾られています。
インドカレーと、パンの組み合わせを選べるランチセット1000円~
お店のメインメニューは、店主の笠野さんが作る本格カレー。スパイシーな香りに誘われて入ってくる人もいるのだそう。奥様はパン作りを担当し、モチモチの天然酵母パンや噛みごたえのあるハードなパンを焼き上げています。のんびりした空気が流れる店内でカレーとパンのセットを味わって。
CAFE NEU!
カフェノイ
器づかいもすてきな「カフェ温土」
土の温もりが伝わってくるポットで出される紅茶は、手作りのクッキー付き。500円
多治見駅近くの、ながせ商店街にある「うつわとごはんカフェ温土」は、“人が気軽に集まれる場所を”との想いから、多治見まちづくり株式会社が運営しているカフェ。 店内には小さなギャラリーも併設され、元スタッフや多治見にゆかりのある作家が作る、陶器や革細工のアクセサリーなども購入できます。
左:日替わりの「温土定食」(ドリンク付き・1000円) 右上:「季節のパフェ」(ちこり茶付き・850円)
「カフェ温土」では、ランチもスイーツも岐阜産の食材にこだわった手作り。ランチの「温土定食」(ドリンク付き・1000円)は、日替わりでメニューが変わります。季節ごとに内容が変わるパフェは四季を通して人気。秋には、スタッフ総出で皮をむきシロップで炊いた栗を使用した絶品の栗クリームのパフェが味わえます。 カフェで使っている器も、若手の陶芸作家や多治見の窯元のものを使用。ひと皿の料理から、地元を愛する人々の思いが伝わってきます。
うつわとごはん カフェ温土
ウツワトゴハンカフェオンド
モザイクタイルを和菓子でも楽しんで。「御菓子司陶勝軒」
「彩り」(162円)の日持ちは冷蔵で3日間
「モザイクタイルミュージアム」の近くにある「御菓子司陶勝軒」は、創業から88年、自家製餡にこだわり、吟味した地元の材料を使い、手間を惜しまず和菓子を作っている和菓子店。 上質な栗きんとん餡入り、香りの良い抹茶餡入りの2種類がある「あののう」や、アーモンド入りのつぶ餡「いっぷくしょ」をはじめとした、おみやげにしたい銘菓のほか、季節の上生菓子も多彩にとりそろえています。
「たべられるモザイクタイル」(1袋432円)は、個包装タイプに12個入り。45個入りのボトルタイプも
「多治見市モザイクタイルミュージアム」の開館を記念して作成されたのが、モザイクタイルをイメージした「彩り」。ねりきり製で、こだわりのちょっと濃いめの黒糖餡入りです。 日持ちのするおみやげなら、タイルを模した四角いクッキー「たべられるモザイクタイル」がおすすめ。色とりどりの見た目も愛らしく、ココアやいちごなど、味にもこだわったお菓子です。ミュージアム鑑賞後にぜひ立ち寄ってみて。
御菓子司陶勝軒
オンカシツカサトウショウケン
【ことりっぷマガジン Vol.18】
特集「旅とクラフト」
「陶磁器の器や雑貨を探しに」 「北陸・東北のクラフトが息づく街」の2大特集。クラフトが生まれる場所で、心が高揚するほどの出会いを求めに、おでかけしませんか。
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Shoko Yamoto 写真:Keiko Sugawara 転載編集:ことりっぷ編集部
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