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2018.11.20
和歌山の旬をギュッと凝縮。週末限定で楽しめるランチが人気の菜食レストラン「もみのき食堂」
自然豊かな和歌山県紀美野町にあるシェアスペース「くらとくり」内にある菜食レストラン。地元の米、野菜や果物を中心にした料理は、五感全体で楽しめる優しい味が魅力で、ボリュームも満点。 遠方からわざわざ訪れるファンも多いという「もみのき食堂」を紹介します。
築90年の蔵を改装した、木造の心地よい空間
白壁や木の柱に木枠の窓など、米蔵の面影を残す店内
和歌山県の北側に位置する紀美野町。「もみのき食堂」は、もとは米蔵だったという建物を改築した「くらとくり」の中にある、週末限定の菜食ごはんの店です。木の温もりを感じる店内のほか、自然を満喫しながら食事ができるテラス席もあり、プチ旅行気分が味わえます。ランチは60食限定のため、予約をしてから訪れましょう。
ここでしか味わえない新鮮な食材がたっぷり
野菜や果物本来の旨みが感じられる「ランチ(おやつ付き)」(1800円)
自然の恵みをいかしたキュートなおやつ
紀美野町特産の赤土いもを使った「豆腐とジャガイモのバーグ」は、甘酒を使った自家製ソースとの相性が絶妙。その他約10種もの野菜のおかずのワンプレートに、おかわり自由の古代米入り五分づきごはんと野菜たっぷりの味噌汁がつき、食べ応えも十分です。「お肉に見立てた料理ではなく、野菜だけでも十分に満足できる料理を」という店主の思いが伝わります。
果物が豊富な和歌山の四季を感じられる「おやつ」。写真は豆腐とおからのチョコレートケーキに、梨の寒天ゼリー。おやつやランチのメニューは、季節により変わります。
自然豊かな紀美野町へ移住し、店をオープンした店主
6年前に大阪から和歌山の紀美野町に移住してきた店主の又野さん。拠点をここに決めた理由は、「出身地の大阪から近くて、野菜や果物が豊富に育つ、温暖な気候であること。それから、出会った人たちが素敵だったこと」と語ります。ランチからデザートまですべて手作りで、地元の食材の味を大切にした料理に腕を振るいます。
飲みやすさにこだわった「レギュラーブレンド」(453円)
シェアスペース「くらとくり」は現在、3つのお店がシェアしています。同フロアにある手作り焼き菓子とコーヒーの店「hontana」では、スタンドで注文したコーヒーを、もみのき食堂のおやつと一緒に味わうこともできます。ティータイムなら、こちらも季節の素材を大切に、手間ひまをかけて作られた焼き菓子と一緒に楽しむのもオススメ。
ラム酒の効いた国産栗の「栗ジャム」(小525円、大1175円)
また、「くらとくり」では、地元で果樹農園を営む「紀州マルイチ農園」の新鮮な野菜や果物、加工品などを買うことができます。和歌山県産の和栗のみを使う風味豊かな「栗ジャム」はおみやげにもぴったりです。 和歌山の自然の恵みを感じて、食べて、持ち帰って、パワーをたっぷりいただきましょう。
もみのき食堂
モミノキショクドウ
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清水浩子 写真:津久井 珠美
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