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2018.11.27
大きな壺で焼き上げる、あったかシチューのパン。創業35年を迎えた四谷のベーカリー「マミーブレッド」
四谷・荒木町の「マミーブレッド」は、地域の人に愛される老舗のベーカリー&レストラン。早朝から仕込み焼き上げた、個性豊かなパンが常時約60種類並びます。なかでもあつあつのクリームシチューにパン生地をかぶせて焼いた「シチューの壷焼き」は、35年間変わらない人気メニューなんですよ。
四谷三丁目にたたずむ老舗パン屋さん
東京メトロ・四谷三丁目駅から歩くこと数分。津の守坂を上がる途中に、赤い屋根のベーカリーが見えてきます。 創業35年を迎えた「マミーブレッド」は、店主が赤坂で働いていたレストランのシェフとともに始めたお店。店名には「母のように、優しく懐かしい味わいのパンをお客さんに届けたい」という思いが込められているそう。 朝8時のオープンから閉店まで、毎日多くのお客さんで賑わっています。
焼きたてパンが並ぶ12時頃がオススメ
パンの種類は常時50〜60ほど。「食事代わりに」「お酒のおつまみに」なるものを、といったお客さんのリクエストに応えて徐々に増えていったのだそう。いずれも早朝から生地を仕込み、厳選した材料を惜しみなく使って焼き上げるパンは、ふっくらもちもち。やさしい小麦の味は、一度食べたらファンになってしまうこと確実です。
スタンダードな「メロンパン(200円)」に、練乳バタークリームがたっぷりの「ミルクフランス(200円)」から、宇宙船のようなユニークな形をした「ドーム(150円)」、お酒との相性もぴったりな「アンチョビオリーブ(140円)」まで、個性豊かでリーズナブルなパンがずらりと並びます。 最も多くの焼きたてパンが並ぶのは12時頃で、夕方にはほとんど売り切れてしまうので、お目当のパンがある方はお昼を目安に訪れてくださいね。
素材の良さを生かした、手作りパンたち
左から時計回りに「くるみあんパン(198円)」、「クラムチャウダー(260円)」、「ビストロカレーパン(183円)」
あんの中に、くるみがたっぷり
おやつ代わりに購入する人が多いのが、あんの中にくるみがぎっしり詰まった「くるみあんパン」。甘さと塩気、あんこの甘さとくるみの食感がマッチして、口に入れると思わず笑顔がこぼれます。 「ビストロカレーパン」は、マイルドな辛さがやみつきになると大人気。壷焼きのメニューにも、とろとろのチーズと絡めていただく「自家製キーマカレーの壷焼き(960円)」があるので、カレー好きはぜひお試しあれ。 なお、パンを発酵させて寝かせるプロセスが必要なため、たくさん注文する場合は、3日前までに予約を入れてくださいね。
大きな大きな、壷焼きシチュー
「クリームシチューの壷焼き(930円)」に、+350円でドリンクとサラダが付くランチセット
画像の壷焼きは、ホワイトシチューの入った器をパン生地で包み、オーブンで焼き上げた「マミーブレッド」の看板メニュー。驚かされるのは、その大きさ。なんと人の頭ほどの大きさがあるんですよ。
一回り小さめのSサイズ(730円)もあります
食べ方は、まずキノコ型をしたアツアツの焼きたてパンを上からつついて開け、ひとちぎりします。水を加えず、野菜と牛乳でじっくりと煮込んだシチューは、玉ねぎやマッシュルーム、チキンなどの具材がごろごろ。ちぎったパンを浸して食べれば、まろやかでクリーミーな味わいに、スプーンを持つ手が止まらなくなるはず。 幸せ気分になれるおいしいパンが食べたくなったら、地域の人に愛される町のベーカリー「マミーブレッド」へ、ぜひ足を運んでみて。
マミーブレッド
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