地階にある心地よく過ごせる空間で皿盛りデザートを

地下鉄広瀬通駅から徒歩3分、にぎやかな商店街・ぶらんど〜む一番町から一歩路地に入ったビルの地下1階に「Assiette Dessert etonne （アシェットデセールエトネ）」はあります。白と青を基調にした店内には、カウンター席が8席。水の中にいるような静かな雰囲気で、ひとりでも心地よい時間が過ごせそう。

オーナーパテシィエの山田智絵さんは、ケーキ店やホテル、結婚式場、フランスのレストランなどで修業。デザートをつくるのはもちろん、お酒も接客も大好きという山田さんが辿り着いたのは、カウンターでお客様の目の前で作って「皿盛りデザート」を提供するお店でした。

皿をキャンバスにしたアートのようなデザート

1月上旬まで味わえる、サツマイモのガレット春菊のソース、黒ゴマアイスクリームを添えて

エトネのメニューは、「お好きな一皿＋小菓子＋ドリンク」（1600・1800円）のセット。ドリンクはコーヒーや紅茶などのほか、「好きな一皿」のデザートにペアリングしたお酒も選べます。

盛り付けもその日によってアレンジされます

「お好きな一皿」は、4～5種類から選べます。 この日のおすすめは、旬の春菊を使ったデザート。「デザートに春菊？」と驚きますが、見た目の美しさと味にも驚きます。サツマイモのガレットのほっくりとした甘みと、ほどよい苦みの春菊のソースが口の中で調和。添えられた黒ゴマのアイスクリームは、口に入れたとたんに濃厚なコクがあふれだします。アルザスの甘口の白ワインとともにどうぞ。

1月上旬までのピスタチオとミルククリームのチョコレートドーム

もう一つの冬のおすすめが「チョコレートドーム」。ピスタチオアイスクリームとミルククリームと呼ばれるメレンゲを加えたふわふわ生クリームを包んだ球体チョコレートに、パティシエが目の前であつあつベリーソースとオレンジゼストをかけて仕上げます。幾重にも重なる複雑な甘みが楽しめる華やかな一皿。アマレットリキュールベースのオリジナルカクテルをあわせていただきます。

かわいらしい日替わりの小菓子

メインの一皿を楽しんだあとは、小菓子です。焼き菓子やチョコレートなどが日替わりで3種類。この日は、シマシマクッキーと、グランマニエの生チョコ、ライムのバタークリームマカロン。味はもちろん、見た目のかわいらしさも楽しめます。

旬の食材を使い、多彩なデザートやソースを組み合わせた創作性あふれる一皿は、まるでアート作品よう。デザートに馴染みの薄い食材同士の組み合わせの妙や、仕上げの美しさと味に驚きながら、おいしい時間を楽しんでみませんか？