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2019.03.12
蔵の町で楽しむ、糀料理とフルーツ甘酒/宮城「糀ダイニング藍」
店蔵造りの商店が軒を連ね、のどかな空気が流れる宮城県村田町にある「糀ダイニング藍」。蔵の中で、農家直送の季節の野菜やフルーツを使った体にやさしい糀料理と甘酒が楽しめます。仙台から30分ほどで、蔵の町並み散歩と醗酵文化を体験できるのが魅力です。

蔵の町並みの中にあるダイニング
村田の蔵の町並みは重要文化財に指定されている
仙台駅前から高速バスで約30分、村田町に到着します。仙台と山形を結ぶ分岐点である村田町は、江戸時代後期から昭和初期にかけて、紅花や藍の交易で繁栄。財を成した商人たちは、町の中心部に豪華な店蔵や蔵を建てました。今も当時の栄華を伝える店蔵が22軒残り、レトロな雰囲気が漂います。 そんな蔵の町並みの中にあるのが、江戸時代末期の店蔵を活用した「糀ダイニング藍」。蔵ならではのゆっくりと時間が流れるような静寂の空間で、食事が楽しめます。
非日常を感じられる店内

腸活できる、ヘルシーな糀料理
地元の発酵食品を使いていねいに手作りした豚汁
村田町は、昔ながらの日本酒の酒蔵や味噌店、納豆店、糀店などが並ぶ、醗酵文化が根付く町。糀ダイニング藍では、地元の旬の野菜やフルーツなど特産物を織り交ぜた糀料理と甘酒が味わえます。 人気メニュー「春糀」の主役は、豚汁。野菜とキノコがたっぷりで、蔵王山麓から流れる水と宮城県産大豆を使った無添加味噌と甘糀で味付け。まろやかで上品な味わいにほっとします。おかかをまぶした俵形の玄米おにぎり、旬の野菜を甘糀で味付けた小鉢や漬け物とどうぞ。
春糀1200円。この日の小鉢には地元特産で作るそら豆こんにゃくも並んだ

新感覚!フルーツ香る甘酒
季節の甘酒各400円。左からイチゴ、ブルーベリー、プレーン
食後には、甘酒がおすすめ。甘糀と豆乳に、季節のフルーツを合わせてシェイクした新感覚の甘酒です。地元産のイチゴやブルーベリーなど、常時5~6種類のフレーバーが楽しめ、季節限定で干し柿やいちじくなども登場。とろりとした飲みごこちで、フルーツが香り爽やか。テイクアウトもできるので、散歩のおともにもおすすめです。 蔵の町・村田を訪ね、ヘルシーで腸内環境を整える腸活にもなるといわれる醗酵グルメを味わってみませんか。
糀ダイニング藍
コウジダイニングアイ
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