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2016.01.05
鎌倉の日本家屋でいただく米粉メニュー。グルテンフリーカフェ「ライステラスかまくら」
最近、グルテンフリーという言葉をよく耳にしますが、どういうものか知ってますか? 米粉メニューを提供する「Rice Terraceかまくら(ライステラスかまくら)」という本格グルテンフリーカフェがあると聞き、鎌倉へ行ってきました。
庭を眺めるテラス席でゆったり
外に200坪の庭が広がるモダンな日本家屋
江ノ電の鎌倉駅から徒歩約10分。車が入れない細い路地の奥に、200坪もの広い庭に面した手入れの行き届いた日本家屋があります。そこがお目当ての店「ライステラスかまくら」でした。 オープンは2014年5月。日本の食文化の原点であるお米をもっと食べてほしいと、米粉クッキングの先駆者・大塚せつ子さんがプロデュース。観光地の喧噪とは無縁の静かで落ち着いた空間で、体にやさしいお食事をいただけると評判のお店です。
お米の魅力を再発見
米粉デザート「田んぼのシューパフェ」
グルテンフリーとは、小麦や大麦などから生成されるタンパク質(=グルテン)を摂取しない食事方法のことで、アレルギーやダイエットに効果があると注目されています。ただし、「ライステラスかまくら」をオープンするにあたっては、健康面以外の理由もあったのだとか。 「体にいいことはもちろんですが、お米の摂取量が年々減っていく昨今、日本の田んぼを残こしたいという思いから、お米の新たな食文化を提案したかったのです。それが目標でもあります」と話すのは、店長の西田小百合さん。その言葉のとおり、お店では秋田産のあきたこまち100%の米粉を使用したニョッキやパン、ケーキなど、米粉を使ったさまざまな料理やスイーツが味わえます。 メニューの一例をあげると、例えば「本日のランチプレート」(1200円)は、豚のしょうが焼きや鶏の南蛮漬けなどのおかずにサラダ、米粉パンがセットになったワンプレートディッシュ。「田んぼのシューパフェ」(1200円)は、米粉のシューにフルーツやアイスクリームなどを盛り合わせたデザートです。 一見、どこにでもあるメニューですが、原料は米粉。このお店の料理やデザートを味わうことで、お米の新たな一面を知ることができます。
お重スタイルのセットメニューが人気です
お重をあける瞬間が楽しみな「和ふたぬーんてぃセット」
お店の一番人気は、前菜からデザート、飲み物までセットになった予約制の「和ふたぬーんてぃセット」(2800円)。お重で提供される見た目も美しいセットメニューです。 三段重ねのお重には、米粉のパンのオープンサンド、主菜、デザートが盛りつけられていて、その彩りの鮮やかさ、盛りつけのかわいらしさに思わずにテンションが上がってしまいます。
おかずも彩り鮮やか。たくさんの種類をちょっとづつ食べられるのがうれしい
主菜は季節の温野菜のほか、ていねいに作られたお総菜が4種類盛られています。バラエティー豊かなデザートもすべて米粉を使用。ケーキやシュー生地だけでなく、プリンも米粉でとろみをつけてあります。 トッピングが1つひとつ違うオープンサンドは、パクリといけるひと口サイズ。米粉のパンはほんのり甘くてもっちりした食感で、かめばかむほどお米の味わいが口に広がり、和風の味付けのトッピングとも相性抜群です。黒いパンは、地元の炭屋さんから仕入れた炭を練り込んであるそうですよ。米粉のケーキも軽い口当たりで、いくつでも食べられそう♪
食後は広い庭を散策しましょう
知り合いの家におじゃましている気分
「和ふたぬーんてぃセット」はひとつひとつのメニューが小ぶりなので、いろいろなものを少しずつ食べたいという食いしん坊な乙女心も満足させてくれます。お腹がいっぱいになったら、お庭を散策するのもいいですね。 鎌倉の隠れ家的な一軒家カフェ「ライステラスかまくら」は、気の合う友人と午後のひとときをのんびり過ごすのにぴったり。 2階には民家時代の調度品を活かした個室が2部屋あるので、ここで女子会もできますよ。
Race Terrace かまくら
ライステラスカマクラ
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写真 にしともこ
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