ひがし茶屋街の一郭に佇む日本茶専門店です

九谷焼の色彩をテーマカラーとしている加賀いろはテトラシリーズ。袋入324円〜、缶入972円〜

1863年に創業した丸八製茶場は日本茶の製造、販売を手掛けており、1983年には一番摘みの良質な茎を用いた主力商品「献上加賀棒茶」を生み出しました。喫茶＆物販の店舗「一笑」は、2018年に「香る、あじわう、つながる」をコンセプトに全面リニューアルが行われ、献上加賀棒茶や季節のほうじ茶などをお菓子とともに味わえるようになりました。さまざまなほうじ茶をより楽しめる空間となり、その美味しさを伝えています。　

リニューアルに伴い、喫茶と物販の入り口が別々に。写真は物販店の入口

おすすめ商品は、湯のみでいつでもすぐに美味しいお茶を味わってほしいという思いから生まれた「加賀いろはテトラシリーズ」。2015年に金沢に直営店をオープンした九谷焼のブランド「KUTANI　SEAL」とコラボレーションして作られたパッケージは九谷焼の五彩、紫、赤、黄、緑、紺青をテーマカラーとしてデザインされています。菫、梅、蝶、松と名付けられた4種類のお茶があり、秋冬には希少品種の「印雑品種」を使った木瓜（もっこう）テトラを購入することもできます。包装がかわいいので、おみやげやプレゼントにしても喜ばれそうです。

併設の喫茶スペースでほうじ茶と季節のお菓子を味わう

月替わりの地元菓子400円とほうじ茶800円

カウンターとテーブル席を備えた喫茶スペースでは、ほうじ茶や季節のお菓子などが味わえます。ほうじ茶は献上加賀棒茶をはじめとした3種類から選べ、地元の和菓子屋さんが素材にこだわって作った月替わりのお菓子なども用意されています。素朴な味わいのお菓子は、ほうじ茶の豊潤な香りを邪魔せず、よくマッチします。

喫茶スペースからは閑静な中庭を眺められる

まずはそれぞれのお茶の香りを楽しんで

ほうじ茶は実際に香りを嗅いでから好みのものを選ぶことができます。迷ってしまったときはスタッフに自分の好みに合いそうなものがどれかなど、気兼ねなく相談してみて。メニューは温かいものだけでなく、水出しの加賀棒茶といった冷たいものも。ホットとはまた違った美味しさがあり、こちらもおすすめです。

ギャラリースペースでは地元作家の作品展も

九谷焼作家・今江未央さんの豆皿1800円。手書きの素朴な絵柄が魅力的（こちらの展示は現在終了）

さらに喫茶スペースにはギャラリーが併設されています。月替りでテーマを決め、地元作家の作品展を開催しています。さまざまな作品が展示、販売されているので、ティータイムの後はチェックしてみて。 自分好みのお茶や器がきっと見つかる「丸八製茶場 一笑」。ひがし茶屋街に来たらぜひ立ち寄ってみてくださいね。