
レトロな喫茶店で、金平糖を散らしたこだわりのコーヒーを/大阪・中崎町「珈琲舎 書肆アラビク」
2020.11.21

古き良き街並みが残る大阪・中崎町。その落ち着いた雰囲気の中で、ひときわレトロな外観が目をひく「珈琲舎 書肆アラビク(こーひーしゃ しょし アラビク)」。店内には古本がずらりと並び、ギャラリーも併設されています。お店の看板メニューである金平糖入りのコーヒーを飲みながら、非日常感を味わってみませんか。
昭和初期の長屋を使ったブックカフェ&ギャラリー

大阪・中崎町駅から徒歩5分。古民家をリノベーションしたカフェや雑貨屋が立ち並ぶ中を歩いていくと、水色の引き戸と緑たっぷりの外観が見えます。昭和初期の長屋をリノベーションした「珈琲舎 書肆アラビク」は、喫茶だけでなく古本や展示も楽しめるお店です。
本で埋め尽くされた落ち着く空間

水色の引き戸を引いて中に入ると、店内はたくさんの本で埋め尽くされています。本を集めるのが好きでお店を始めたというオーナーの森内さん。文芸書を中心に新刊から古本・リトルプレスまで幅広い本が揃います。
味わい深い木製のテーブルとイスは、建物にあわせて100年前のアンティーク品で揃えているそう。タイムスリップしたかのようにどこか懐かしく、非日常感を味わえる空間です。
味わい深い木製のテーブルとイスは、建物にあわせて100年前のアンティーク品で揃えているそう。タイムスリップしたかのようにどこか懐かしく、非日常感を味わえる空間です。
金平糖のトッピングが可愛い!「マリア・テレジア」

お店の看板メニューである「マリア・テレジア」は、オレンジリキュールが入った見た目も味も華やかなコーヒー。ホイップクリームの上にちょこんとのった金平糖がかわいらしく、お店の中でも特に人気のメニューです。たっぷりのったクリームや金平糖の食感がアクセントになっていて、デザート感覚でいただけます。リキュール入りで身体もあたたまるので、寒い季節にぜひ味わってみてください。
季節によって風味が変化する「自家製ティラミス」

マスカルポーネチーズの味わいが濃厚なティラミス。コーヒーとブランデーを染み込ませた生地が甘すぎず、大人の味わいです。ブランデーは季節によって種類を変えていて、今の時期は「杏とオレンジ」を使っているそう。オーナーが初めて作ったデザートで、13年前の開店当初から、変わらずに愛され続けるメニューです。
全国で数店舗しか扱わないマニアックな展示も

店内奥にはギャラリースペースがあり、2か月に1度のペースで企画展を実施。球体関節人形の展示が主で、全国でも数店舗にしか展示されない貴重な作品が並びます。ギャラリーは見学のみでも問題ないので、気軽に足を運んでみてください。
こだわりの空間で、非日常感を味わって

ここでしか味わえないコーヒーやデザート、オーナーの好きが詰まった本のセレクト、珍しい展示品の数々。「珈琲舎 書肆アラビク」に一歩足を踏み込めば、その独特な世界観に魅了されてしまいます。おだやかで気さくなオーナーと店員さんがいるブックカフェ&ギャラリーで、日常から少し離れた癒しのひとときをどうぞ。
珈琲舎・書肆アラビク(コーヒーシャショシアラビク)
06-7500-5519
13:30~21:00(閉店)、日曜、祝日~20:00(閉店)※ 現在は13:30~20:00で営業中
水曜※火曜不定休

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
文:大鋸静香