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2021.06.24
ノスタルジックな気分に浸れそう♪心斎橋の奥路地にある「リロ珈琲喫茶」
大阪で最もにぎやかな商店街のひとつ・心斎橋筋商店街から1本路地に入った場所にある「リロ珈琲喫茶」。看板を頼りにひっそりとした階段をのぼると都会の喧騒を忘れさせてくれるレトロな空間が広がっています。古き良き喫茶店のたたずまいですが、オープンしたのは約3年前。喫茶店らしい王道メニューはもちろん、多彩なアレンジコーヒーやコーヒーを使ったスイーツにも出会えます。
老舗の面影が残る、純喫茶らしいインテリア

飴色の木の棚にはコーヒーカップやコーヒー器具が並ぶ
ハイブランドから最新のトレンドショップまで、話題のお店が集中する心斎橋と大阪の観光名所・道頓堀の中間辺りにある「リロ珈琲喫茶」。ショッピングの合間に休憩するにはぴったりの場所にあります。

2018年7月のオープンながら昔なつかしいレトロな雰囲気なのは、約50年にわたり愛されたココア専門店「アカイトリ」の跡地を引き継いだため。木の棚やガラスのショーケースなどは当時のまま活かしつつ、純喫茶らしい雰囲気を感じる空間へと変貌させたそうです。
抽出方法が選べるからコーヒーの味わいはさまざま

使用するコーヒーはすべて大阪・福島にあるリロコーヒーの焙煎所「LiLo Coffee Factory」で焙煎したもの。 「リロ珈琲喫茶」ではコーヒーの豆をエチオピアの浅煎り、ケニアの中煎り、ドミニカ共和国の深煎りの3種に絞っていますが、抽出方法は全5種から選べるので、気分に合わせて抽出方法による味の違いを楽しめます。

サイフォンで抽出すると酸味とコクが抑えられ、さっぱり味わえる
おなじみのペーパードリップは、コクは軽めで酸味が引き立ち、さらっと飲みやすい味わいに。エスプレッソマシンはコーヒーの成分が凝縮されて濃厚なのでラテ向き。サイフォンは口当たりが優しく、丸みのある味わいになるそう。 空気圧で抽出するエアロプレスは甘みが出やすいので砂糖を入れずに飲みたいとき、金属フィルターを使うアメリカンプレスはコーヒーの成分がしっかり出るので豆の特徴を知りたいときに適しているとのこと。

バリスタが淹れている様子を眺めることもできる
コーヒーの知識がなくても大丈夫。バリスタさんに好みの味やその日の気分を伝えればおすすめの豆と抽出方法を提案してくれますよ。
自家焙煎のコーヒーを使ったオリジナルのドリンクやスイーツ

エスプレッソ、ミルク、抹茶の3層がきれいなグリーンティラテプレッソ650円
自慢のコーヒーを使ったアレンジメニューも充実。なかでも人気なのが、エスプレッソと抹茶ミルクを組み合わせたグリーンティラテプレッソです。コーヒーらしさを損なわないようエスプレッソの分量が多め。ラテの奥に抹茶の風味が香ります。

コーヒーとの相性がいい、ティラミス550円
「今まで食べたティラミスの中で1番おいしい」と言われるほど評判のスイーツがティラミス。オーナーの知人が営む大阪・河内長野市の「西村洋菓子店」にオーダーしたもの。同店のエスプレッソを染み込ませたスポンジ生地に合うようマスカルポーネチーズの味わいや質感を調整しているので、エスプレッソの風味がしっかり感じられる仕上がりです。

やわらかいゼリーとナッツの食感のコントラストが楽しいコーヒージェリー650円
水出しコーヒーをゼリーに仕立てたコーヒーゼリーも人気。ゼリーの上には生クリームのほか、キャラメリゼしたクルミとヘーゼルナッツ、レモンピールなどをトッピング。ナッツのカリカリとした香ばしさとレモンピールの鼻に抜けるやさしい香りがゼリーと絶妙にマッチしています。
純喫茶好きもコーヒー通も大満足

真っ赤なサクランボとのコントラストもきれいなクリームソーダ650円
昔ながらの喫茶店の雰囲気に浸りたいのであれば、クリームソーダもおすすめ。レトロな空間に映えるエメラルドグリーンがとても美しく印象的です。トッピングのアイスクリームは自家製で、口当たりがあっさりとした素朴な味わい。店名が描かれたオリジナルの脚付きグラスも素敵です。

パッケージがかわいい、ドリップコーヒー各150円
喫茶店として王道メニューやレトロな空間を楽しむのもいいし、コーヒーの産地による味の違いや抽出方法による違いを深堀りしてもいい。親切なバリスタさんとコーヒー談義に花を咲かせるも楽しそうです。 大阪ミナミを散策する際に絶好の立地。落ち着いた空間でまったり過ごしたいときに訪れてみてくださいね。

リロ珈琲喫茶
リロコーヒーキッサ
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西 倫世 撮影:保志俊平
Writer
西 倫世

関西を中心に雑誌やWEBで旅・グルメ・トレンド情報に関する記事を発信。ラジオ番組への情報提供も担当
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