
78
2021.07.11
尾道のディープな路地裏にたたずむカフェ「tutuyu」
JR尾道駅から本通り商店街を抜けた先にあるディープな繁華街「新開(しんがい)地区」。昭和の雰囲気が漂うこのエリアに、個性あふれるカフェやゲストハウスが続々と誕生しています。2020年1月にオープンしたカフェ「tutuyu」もそのひとつ。新開の路地裏にたたずみ、どこか温もりを感じる白い漆喰の外観が印象的。扉を開けるとアットホームな空間が広がり、訪れる人をやさしく迎えてくれます。ランチのほかデザートやテイクアウトドリンクのメニューも充実しているので、尾道の散策途中に訪れたい一軒です。

地元の人たちに愛されるカフェ

テイクアウトのときは、右側の小窓からオーダーを
「tutuyu」という名前は、かつてこの地域の子どもたちが通っていた「筒湯(つつゆ)小学校」に由来。2000年に廃校となりましたが、地元ではなじみのある響きで「尾道に住む人たちに愛されるお店にしたい」という思いがこめられているのだそう。建物は築100年以上の古民家を改装したもので、尾道ならではのノスタルジックな雰囲気は残しつつ、オーナー夫妻の「好き」を詰め込んだ空間に。時間を忘れてゆっくり過ごせる、居心地のよさにあふれています。

野菜たっぷりのランチで満たされる

「チキンのハニーマスタードプレート」1320円
こちらで味わえるのは、野菜をたっぷり使ったボリューム満点のランチ。平日は2種類の日替わり、土・日曜、祝日は3つのプレートからセレクトできます。お米は広島県世羅町産、野菜はできるだけ県内産にこだわり、広島の旬を味わえる内容に。写真の「チキンハニーマスタードプレート」は柔らかいチキンがメイン。甘めの味つけでご飯が進む味わいです。

カフェタイムには自家製ケーキもいかが

「バスクチーズケーキ(ピンク岩塩)」600円
ランチのデザートやカフェタイムには自家製ケーキも楽しめます。台湾発祥のドリンク「チーズティ」のソースで作るバスクチーズケーキはトロッとした生地で、トッピングのオレンジクランチが食感のアクセント。隠し味のピンク岩塩が甘さを引き立てます。自家製ケーキは「濃厚チョコブラウニー」や「抹茶ブラウニー」など全部で3種類。「ケーキ3種の盛り合わせ」で、全種類を味わうのもおすすめです。

カラフルでかわいい、テイクアウトドリンクメニューが充実

「フルーツティ ストロベリー&レモン」660円
14時からはテイクアウトドリンクの販売もスタート。ジャスミン茶にフローズンフルーツとナタデココをミックスした「フルーツティ」や、備後デニムの藍染めの色をイメージした「びんごクリームソーダ」740円など、色とりどりのかわいい見た目も魅力です。ほかにも台湾発祥のチーズティや昔ながらの味わいを再現した「筒湯レトロソーダ」といった20種類もの個性豊かなドリンクメニューが味わえます。テイクアウトして尾道散策のおともにいかがですか。

「tutuyu」オリジナルアイテムはおみやげに

「Tutuyu × Rivers WALLMUG SLEEK タンブラー」2180円、「Tutuyu×Rivers Wネーム水筒 VACUUM FLASK STEM」3280円、「ドリップコーヒー」各200円
おいしいランチやデザートを味わったあとは、オリジナルキャラクターがデザインされたアイテムで思い出をお持ち帰り。マグカップやマイボトルをはじめ、尾道の風景が描かれたドリップコーヒーがそろいます。 路地裏のアットホームなカフェ「tutuyu」でおいしいひと時を。尾道の散策の途中にニューオールドな新開エリアまで、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
tutuyu
ツツユ
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
橘春花(フォレスト) 撮影:森昌史(フォレスト)
ごはん
の人気記事
の人気記事