数々の受賞歴があるモダンなレストラン

東京メトロ・銀座駅C2・C3番出口から徒歩1分、数寄屋橋交差点の一角に「東急プラザ銀座」が3月31日にオープン。今回日本に初上陸した「アポロ」は、その最上階11階にあります。 ギリシャ系オーストラリア人である、オーナーのサムさんとオーナーシェフのジョナサンさんが2012年にシドニーで始めたモダンギリシャレストランです。 オーストラリアの全国紙「The Australian」が発表する「The Australia Hot 50 restaurants」を3年連続受賞したり、オーストラリアで支持を集めるグルメ雑誌「Australia gourmet traveller」 のトップ100に4年連続選ばれたりしている人気店。 インテリアはシンプルで、天井を突き抜けるように設置されている柱や、ロングカウンターが目を引きます。

世界無形文化遺産になっているヘルシーなギリシャ料理

世界無形文化遺産になっているギリシャ料理は、オリーブオイルを中心に魚介類、穀物、乳製品、野菜、フルーツなどがバランス良くとれる料理。ヘルシーでおしゃれということで、世界中で人気です。 伝統的なギリシャ料理はシェアスタイルということで、「アポロ」でも、大皿に美しく盛り付けされている料理を何人かでシェアして楽しめるんですよ。

ギリシャ料理を初めて食べる人には、コースがおすすめ

平日のランチにオーダーできる「WEEKDAY LUNCH」（1人2052円）は、前菜2品、メインディッシュ1品、サイドディッシュ1品、コーヒーが付くコース。 曜日を問わずランチにオーダーできる「LUNCH」（1人3024円）は、前菜3品、メインディッシュ1品、サイドディッシュ1品、デザート1品、コーヒーが付くコースです。 前菜5品、メインディッシュ1品、サイドディッシュ1品、デザート1品付くコース「THE FULL GREEK」（ランチ1人5184円、ディナー1人5940円。ランチにはコーヒーも付きます）もあり、2名以上で注文可能。 もちろんアラカルトでもオーダーでき、ソムリエセレクトのワインやフレッシュなフルーツを使ったカクテル、ビールなどもそろっています。

コース内でも楽しめる、人気メニューの一部をご紹介

「イエローインゲン豆のディップ」と「アポロオリジナル　ピタブレッド」

どのコースをオーダーするかにもよりますが、コース内でチョイスできるおすすめのメニューを一部ご紹介します。 人気の前菜は、「イエローインゲン豆のディップ」と「アポロオリジナル　ピタブレッド」のセット。イエローインゲン豆の風味を感じられるディップを、もちもちで香ばしいピタパンにのせます。アクセントになっているのは、ディップに添えられているラディッシュとケッパー。何枚でも食べられるほどのおいしさです。

ギリシャ料理の定番「グリークサラダ」

フェタチーズ、カラマタオリーブ、トマトやキュウリを使った「グリークサラダ」も、ギリシャ料理定番の前菜。 クセが強すぎない牛乳由来のフェタチーズは、濃厚で塩気があり、さっぱりした野菜と一緒に食べるとちょうど良いバランスです。

一番人気の「サガナキチーズ」

「サガナキチーズ」は、シドニーで一番人気の前菜。ハチミツ、オレガノ、レモンジュースと一緒に、ギリシャの「ケファログラヴィエラチーズ」が熱々の状態で楽しめます。 ヤギや羊のミルクを合わせて作られたコクのあるチーズで、火を入れても溶けないのが特徴。日本ではここでしか食べられません。 こんがり焼かれたチーズの表面は、クレームブリュレのようにパリパリ。優しい甘みと酸味、チーズとオレガノの風味が口の中で良い具合に混ざり合い、一度食べると忘れられない味です。

メインディッシュの「ラムショルダー　ザジキソースとレモン」とサイドディッシュの「ベビーポテトのロースト　ガーリックハーブの香り」

10時間煮込み、オーブンでさらに1時間焼き上げたラムの肩肉が楽しめる「ラムショルダー　ザジキソースとレモン」は、シェフおすすめのメインディッシュ。 ギリシャヨーグルトにキュウリ、ニンニク、オリーブオイル、レモンを加えた「ザジキソース」と一緒にさっぱり食べます。ラム独特の臭みはなく、肉の旨みはちゃんと感じられる一品です。

デザートにいただいたのは「“レモンパイ”　アポロスタイル」。さわやかなレモン風味のメレンゲを使ったレモンパイです。メレンゲの下にあるクッキー生地には、オリーブオイルをしみこませているそう。その可愛い見た目にも、キュンとしてしまいます。 ぜひ今度、シンプルで洗練された空間で、おいしいモダンギリシャ料理を堪能してみませんか？　夜になるとキレイな夜景が見えて、昼間とはまた違う雰囲気になりますよ。