59
2021.11.16
“おひとりさま”限定カフェ!アメリカンケーキを味わう大阪・天満橋の「サティトズ テーブル ワークス」
アメリカに留学経験があるオーナーパティシエが1人で切り盛りしている「サティトズ テーブルワークス」。甘さを抑えた、素朴なアメリカンケーキの専門店です。「必要以上に飾らず、毎日食べても飽きない味」をコンセプトに、季節に合わせたスイーツが登場します。ここしばらくオンラインショップがメインの営業でしたが11月12日(金)からカフェを再開。“おひとりさま専用”として生まれ変わりました。
甘さ控えめなアメリカンケーキの専門店
裏路地にあるT字路の突き当り、白壁のビルを見つけて
大阪メトロ谷町線天満橋駅から徒歩4分、大通りから1本奥に入った場所にある「サティトズ テーブルワークス」。大阪城公園の西側、オフィス街でもあり、飲食店も多いエリアです。この辺りは近年カフェやスイーツショップが増えていますが、こちらは今年の4月に10周年を迎えた、天満橋の人気カフェの先駆的な存在です。
店を1人で切り盛りするオーナーパティシエの寺川さん
栄養士を目指していた大学生の頃、本屋でアメリカンデザートのレシピ本にひとめぼれ。もともとお菓子づくりが好きだったため、渡米しアメリカの製菓学校で本格的なアメリカンケーキを学びました。 寺川さんは「アメリカのケーキと聞くと、とても甘いイメージがあると思いますが、材料の組み合わせやスパイス使いが新鮮なんです」と言います。
自分ひとりの世界に没頭できる、静かな空間
入口のそばにある席は自然光が入る明るい空間
ここ1年半はオンラインショップがメインでしたが、2021年11月12日からカフェを再開。ゆっくり落ち着いてくつろいでもらいたいと、おひとりさま限定というスタイルに。客席は壁にそって6卓あり、席と席の間も広々しているため、ひとりの時間を満喫できそうです。
奥のテーブルは照明を控えた、落ち着いた雰囲気
看板メニューは具だくさんのキャロットケーキ
生地と具材がほぼ同量。具だくさんでどっしり感があるキャロットケーキ
基本の材料は、北海道産の小麦粉、風味のよい発酵バター、平飼いの卵、国産の甜菜からつくられたおだやかやな甘みのビート糖など。良質な材料を揃え、地味だけど手間暇かけてお菓子づくりをしているそう。 昔から人気が高く、店頭にもたびたび登場するのがキャロットケーキ。カフェ再開のタイミングで、11月末までの限定メニューとして登場します。
キャロットケーキ(550円)、コーヒー550円
ダイス状にカットしたにんじんやドライフルーツ、ローストしたクルミをたっぷり混ぜ込み、バターは使わず植物油で軽やかに仕上げています。どっしりした重量感がありますが、フロスティングしているクリームチーズの酸味がアクセントになり、最後まで食べ飽きることがありません。
ケーキは全4種、ラインナップは月替わり
ラムレーズンがほどよく香る、かぼちゃフィリングケーキ&マスカルポーネクリーム(603円)
毎日4種ずつ用意され、ラインナップは月替わり。11月のメニューは上記の「キャロットケーキ」と、季節の食材を使ったケーキ3種になります。 まずは「かぼちゃフィリングケーキ&マスカルポーネクリーム」。ホクホクした食感で甘みが強い栗かぼちゃとラムレーズンのクリームを、シロップをしみこませたしっとり生地でサンド。トッピングしたマスカルポーネチーズのクリームがミルキーな甘さをプラスしています。
アップルジャムチーズケーキ クランベリーコンポート添え(786円)
「アップルジャムチーズケーキ クランベリーコンポート添え」は、舌ざわりなめらかな濃厚チーズケーキに紅玉をコトコト煮込んだ甘酸っぱいアップルジャムを重ねたもの。 最初はチーズケーキのみで楽しみ、後半はクランベリーのコンポートを合わせてダブルの甘酸っぱさを堪能してみて。
栗入りブラウンシュガーケーキ&ソルティナッツクラスト(648円)
「栗入りブラウンシュガーケーキ&ソルティナッツクラスト」は、コクのあるブラウンシュガーを使ったケーキに栗の渋皮煮が丸ごと入っています。土台になっているナッツ入りクラストの塩味が味のアクセントに。試行錯誤を重ねて、理想の食感に仕上がったと言います。 これら4種のケーキを小さくカットして盛り合わせた「デザートプレート」(1050円)もありますよ。
営業は毎週金曜~日曜の3日間のみ
カフェの営業は毎週金曜、土曜、日曜の3日間のみ。「一番おいしい状態で食べてほしいから」と、全メニューイートインのみの提供です。ひとりになりたい週末は、素朴のなのに滋味深い、アメリカンケーキをいただくティータイムを。
サティトズテーブルワークス
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
西 倫世 撮影:田村和成
Writer
西 倫世
関西を中心に雑誌やWEBで旅・グルメ・トレンド情報に関する記事を発信。ラジオ番組への情報提供も担当
カフェ
の人気記事
の人気記事