町歩きの途中に立ち寄りたい小さなヴィーガンスイーツ店

マットな質感のブラックの壁と大きな窓が特徴

地下鉄大町西公園駅から歩いて5分。仙台の中心部に近い閑静な住宅街に「hauskaa」はあります。以前は、仙台市郊外の工房で作ったスイーツをイベントで販売していましたが、「お客様がいつでも買いに来れるように」と2022年1月に移転。イートインコーナーを設けた菓子店になりました。 店には、常時15種類ほどの卵・乳製品不使用のヴィーガンスイーツをラインナップ。オーナーの菅原美穂さんは「誰が食べてもおいしく、ヘルシーだけど味わい深いお菓子」というコンセプトで、素材や香り、食感を大切に手作りしています。

ヨーロッパ製のアンティークのテーブルに焼き菓子が並ぶ

購入したスイーツはすべて店内のイートインスペースで楽しむことができ、菅原さんがこつこつと集めたフランス製のアンティーク皿に盛り付けられます。

イートインスペースで楽しむ味わい深いキャロットケーキ

「Vegan キャロットケーキ」600円

こちらでぜひ味わいたいのは、米粉を使った「Vegan キャロットケーキ」。シナモンベースのブレンドスパイスが香る、ちょっと大人な味わいのケーキです。フワッと軽いスポンジには、ほど良く食感が残るにんじんやくるみ、アーモンド、レーズンがたっぷり。バターや卵が入っていなくても物足りなさを感じないのは、ナッツのコクやスパイスがアクセントに効いているから。香り豊かな紅茶と楽しむとよりケーキの風味を楽しめそうですね。

濃厚テリーヌでほっこりカフェタイム

「Vegan ショコラテリーヌ」600円

癒しのひとときには「Vegan ショコラテリーヌ」がおすすめ。カカオの深い苦みと生チョコレートのようになめらかな口どけがたまりません。濃厚なテリーヌを熱いコーヒーとともにゆっくり溶かしながら味わえば、やさしい甘みが体にスゥーっと染み渡るよう。心もほぐれてリラックスできそうです。暖かい季節には、ほうじ茶や抹茶のテリーヌも登場する予定ですよ。

手みやげや贈りものに安心素材のクッキーを

（左）「ショートブレッド」2枚入り400円（奥）「有機ビーナッツバタークッキー」1枚320円

洗練されたルックスの焼き菓子は、手みやげに選ぶ人が多い商品。定番は上品なバラの花が型押しされたショートブレットと花びらのようなフォルムのピーナッツバタークッキー。ともに有機栽培の小麦や豆乳、自家製酵母を使っています。自家製酵母はお菓子作りを始めた10年前から継ぎ足しで発酵させているので、年々風味がアップ。味に深みをプラスさせています。 ショートブレッドは、しっかりとした歯ごたえと小麦の豊かな香りが特徴。メープルシロップのほのかな甘みが素材の風味を引き立てます。ピーナッツバタークッキーは中央にビターチョコレートが入り、見た目よりも食べごたえがある一品。口の中に広がる香ばしさはピーナッツそのもののようです。

スコーンやパウンドケーキも人気

ヘルシーでハイセンスな「hauskaa」のヴィーガンスイーツ。販売するスイーツやお知らせをホームページとインスタグラムにアップしているので、チェックしてからお出かけするのがおすすめです。

陽射しが気持ち良いイートインスペース