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2022.05.09
金沢のかわいい手仕事をお土産に♪ 歴史ある町家をリノベしたセレクトショップ「八百萬本舗」
金沢を代表する観光スポット、ひがし茶屋街のすぐそば。「八百萬本舗」は、江戸時代の町家をリノベーションしたセレクトショップです。木造建てのレトロな空間には、ポップな九谷焼や北陸の名産品、連れて帰りたくなるような「ひゃくまんさんグッズ」がいっぱい。2階には、大きなひゃくまんさんの隣りに座って記念撮影できるお部屋も。金沢観光に合わせて立ち寄れば、思わぬ出会いがあるかもしれません。
江戸時代の商家がおしゃれなセレクトショップに
真鍮の文字がキラリと光る看板
ひがし茶屋街を抜けた、浅野川大橋のたもと。明治から昭和中期にかけて、金沢の中心としてにぎわった歴史的エリアに「八百萬本舗」はあります。 江戸時代後期の「旧・志村金物店」をリノベーションしたというお店は、1Fが石川の伝統工芸品や北陸の名品を扱うセレクトショップ、2Fがひゃくまんさんと写真が撮れるフォトスポットや休憩スポットになっています。
懐かしいけど、新しい。センスが光る金沢土産がずらり
テーブルの上に並ぶアンティークの白い九谷焼
石川が誇る伝統工芸品、九谷焼。九谷焼といえば、五彩で描かれたカラフルな色絵が特徴ですが、ここに置かれているのは、金沢でも珍しい昭和30年代の白い九谷焼。絵付前に傷や気泡が入ってしまったため、世に出ることがなかった器たちです。 ほくろやシミやちょっとした歪みがあるからこそ感じられる、素朴でやさしい表情が魅力的。お気に入りをテーブルに置いてみれば、いつもの食卓を穏やかな時間にしてくれそう。
思わずくすりとなる、猫や犬、おめでたい絵柄の器たち
ポップでキュートな九谷焼のお皿作り体験も
事前予約制で「KUTANI SEAL」のワークショップも開催。お皿やマグカップなど好きなキットを選び、思いのままシールを貼って、世界にひとつだけのオリジナルの九谷焼を作れます。シールを貼り終えたら、窯元で焼き上げ、約1ヶ月後に自宅へ発送。
「限定クタニシール・キット」花形皿(3960円)
土蔵の中には、素材にこだわった保存食がいっぱい
夏でもひんやり涼しい土蔵のお店
安心・安全、ヘルシーな素材にこだわった「北陸の味」を持ち帰りたい人は、保存食専門店「stoock」がおすすめ。「stoock=貯蔵」という意味を持つこちらのお店は土蔵の中にあります。 レトロモダンな空間には、北陸の隠れた名品や無添加にこだわった手づくりのジャムやコンフィチュールなどがずらり。いつまでも眺めていたくなる充実のラインナップです。
「金沢のピクルス」(650円~)
お気に入りを探したくなる♪ ひゃくまんさんの家
1Fの奥には、石川県の観光PRマスコット「ひゃくまんさん」グッズが豊富に揃う「ひゃくまんさんの家」コーナーがあります。オリジナルのマスキングテープやポストカードなど、ここでないと手に入らない珍しい品もたくさん。定番のひゃくまんさんグッズとはまた違った特別なアイテムに出会えますよ。
店内を巡ってタイムスリップ
長い歴史を刻んだ「東内惣構跡」の石垣
さらに建物の奥へ行くと、歴史ある金沢城の防御施設「東内惣構跡」の石垣や浅野川へ注ぐ用水の流れをガラス越しに眺められます。 時間に余裕がある人は、建物が持つ歴史に思いを馳せながら、店内をぐるりと巡ってみてくださいね。きっと思い出深い時間になるはずです。
ひゃくまんさんと一緒に記念写真を
写真を撮るだけで運気が上がりそうなフォトスポット
2階へ上がった「ひゃくまさんの間」と呼ばれる部屋で、大きなひゃくまんさんと一緒に記念写真を撮れるのも楽しみのひとつ。金屏風をバックに、ひゃくまさんの横に並んで、写真をパチリ♪ 触るとご利益があると言われる、ひゃくまんさんの体にも触れてみて。
最後はゆるりと、コーヒータイム
趣のある2Fの和室は、気ままにくつろげる休憩スポットになっています。金沢観光で歩き疲れたとき、ゆるりと体を休ませるのにぴったり。歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気で、初めてでもほっとリラックスできますよ。
「Chomsky coffee & library」(367円)
1Fのレジでは、セルフサービスによるドリンクも販売。コーヒーを購入すると、お湯が入ったポットを渡され、自分の手でコーヒーをドリップできます。豆にもこだわり、金沢にある「Chomsky coffee & library」が「八百萬本舗」のためだけに焙煎したオリジナルなのだとか。季節に合わせて焙煎する珈琲豆が変わるため、何度でも楽しめるのが嬉しいですね。 ていねいが宿る品々に出会える「八百萬本舗」。金沢旅行の際に立ち寄って、自分に語りかけてくる1品を探してみてくださいね。
八百萬本舗
ヤオヨロズホンポ
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安藤美紀
Writer
安藤美紀
湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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