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2022.08.30
冷凍熟成で驚きのさっくりもっちり食感になる-23℃ フローズンバウムクーヘン
スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。夏というとアイスやかき氷が注目されがちですが、焼き菓子をひんやりと冷やしてひと味違ったおいしさを開拓してみてはいかがでしょうか。今回は「株式会社アペックスハート」の-23℃ フローズンバウムクーヘンをご紹介します。
-23℃で1週間寝かせた無添加バウムクーヘン
「-23℃ フローズンバウムクーヘン」2ピース 2938円
焼きたてをウリにしているバウムクーヘンもありますが、その常識のことごとく逆をいくのが「株式会社アペックスハート」の-23℃ フローズンバウムクーヘン。2020年2月に販売すると、−23℃で冷凍熟成させる今までにない切り口が瞬く間に注目を浴びました。もともと同社では約10年前からバウムクーヘンを製造していましたが、冷凍保存していたバウムクーヘンを偶然食べて独特の食感や風味の広がり方を発見したのが開発のきっかけとなったそう。7年間もの研究の末にたどり着いたのが-23℃で7日間の冷凍熟成。オンラインショップで購入すると冷蔵便で発送され、届いてから冷蔵庫で約3時間冷やしたら食べごろです。
ロゼラ小麦、よつ葉発酵バター、中沢乳業の生クリームなど選び抜いた素材で作り上げる
ドイツの伝統的な製法にならって膨張剤や安定剤には頼らず、メレンゲの作用を利用する別立て製法で丁寧に作り、職人がじっくりと丹念に焼き上げています。これが手間のかかる作業で大量生産はできず、焼き上げ作業は一日に一回のみ。販売できる個数に限りがあるため、予約数週間待ちになったこともあります。
さくっ、もっちり! じっくり噛み締めたくなる新食感
底部に近づくほどギュッとまとまりのある食感
フォークを入れると抵抗感があり、「一体どんな食感なんだろう?」と食べる前から心躍ります。アイシングを薄くコーティングした表面はサクッ、一層一層重ねて焼くことで生まれた年輪のような模様の生地はもっちり。噛み締めるほどに広がる風味や心地良い反発、ひんやりした感覚はバウムクーヘンのイメージを一新します。スティック状のまま持って食べると噛みごたえのある食感をより感じ、カットする大きさによって食感が変わるのでいろいろ試してみてください。クリームチーズ、アイスクリーム、ハチミツなどをお好みで合わせてアレンジするのもおすすめですよ。
ずっと眺めていたい、虹色に輝くホログラムのパッケージ
長さ16cmほどの手頃なサイズ感
ホログラムの加工を施したパッケージは見る角度によって色が変化し、虹のような色合いに心ときめきます。また、成分表を彷彿とさせるデザインを採用し、バウムクーヘンが入っているとは思えないルックスに。自分へのご褒美はもちろん、贈り物や手土産に選んだら盛り上がりそうですね。 冷凍熟成が生み出す今までにない味わいや食感を体験してみてください。
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株式会社アペックスハート
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スイーツプロデューサー 磯崎 舞
乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、百貨店の催事企画、パティシエと生産者を繋げた商品開発など“スイーツプロデューサー”として活躍。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える焼き菓子に着目。年間1000個以上食べ、新たな魅力を引き出し広めている。
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