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2022.10.12
しっとりふわっ♪ 上質な栗と芋をまっすぐに味わえる「シンフラ」の焼き菓子
スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。秋の味覚といったら外せないのは、栗や芋のスイーツ。焼き菓子の滋味深い味わいと相性がよく、ほくほくした食感や甘さが引き立てられ、“食欲の秋”を満たしてくれますよ。今回は「Shinfula(シンフラ)」の栗と芋を使った焼き菓子をご紹介します。
レストランシェフとしての経験が活きる繊細なスイーツ

東武東上線志木駅から徒歩約15分の場所にある
埼玉県志木市に店を構える「シンフラ」は、中野 慎太郎シェフがオーナーを務めるパティスリー。フレンチレストランの「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」や「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」(現NARISAWA)などの名店で修業した経験を発揮し、素材の持ち味を引き立てるマリアージュや感性の光るスイーツが多くの人を引きつけています。生菓子がメディアに取り上げられがちですが、ご注目いただきたいのが焼き菓子。レストランでの修業時代に「お腹が満たされている状態でも美味しく感じられるものを」というモットーでコースの最後に提供されるデザートをふるまっていたことから、現在も食感やバランスなどにこだわって焼き菓子を作っています。
想いが込められた商品名にほっこり

「プチケーク 綾(和栗)」「プチケーク 日南(安納芋) 」各6個入1800円
プチケークの綾(あや)と日南(ひな)という商品名は、中野シェフの奥さんと娘さんの名前にちなんだもの。「栗には“あや栗”という品種があり、安納芋の産地・種子島にほど近い場所にある日南市は“にちなん”ではなく“ひな”とも読めます」と、由来を知ると愛着が沸いてきますね。オンラインショップ用のパッケージが2022年9月にリニューアルし、ロイヤルブルーの色味に。ここぞという時の特別な贈り物にもふさわしい洗練とした高級感があります。
味と食感を追求した、栗と芋のプチケーク

大粒の栗の渋皮煮を入れて丸みを帯びた形に
両商品とも芋や栗の自然な甘さが活かされ、しっとりふわっとした食感に仕上がっています。「プチケーク 綾(和栗)」は、フランス産マロンペーストをたっぷり混ぜ合わせた生地が風味豊か。中にはゴロッとした熊本県産の栗の渋皮煮を閉じ込め、ホクホクした食感も加わって心満たされます。

芋のようなユニークな形もチャームポイント
種子島産安納芋の生地に安納芋の蜜煮を入れた「プチケーク 日南(安納芋) 」は、手で割ると美しい黄金色が本物の芋を連想させます。そのまま常温で食べるとやさしい甘味にほっこり和み、数十秒オーブンで温めるとさらに甘味がアップ。ぜひアツアツの状態でほお張ってみてくださいね。 素材の味わいを存分に引き出した焼き菓子を、秋のティータイムのお供にどうぞ。
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Shinfula
シンフラ
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スイーツプロデューサー 磯崎 舞

乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、百貨店の催事企画、パティシエと生産者を繋げた商品開発など“スイーツプロデューサー”として活躍。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える焼き菓子に着目。年間1000個以上食べ、新たな魅力を引き出し広めている。
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