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2016.05.26
併設のワイナリーで醸造した“生樽”ワインを味わえる♪ 清澄白河「フジマル醸造所」
※こちらの記事は2016年5月26日に公開されたものです 郊外にあるというイメージが強い“ワイナリー”。東京・清澄白河に、1階で醸造したワインを2階のレストランやテイスティングルームでおいしい食事とともにいただける、素敵な“都市型ワイナリー”があるのをご存知ですか?
住宅街にひっそりと佇むワイナリー
手前にレストラン、奥には気軽に立ち飲みもできるテイスティングスペースがある
都営地下鉄・東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅から歩くこと約10分。1Fが醸造所、2Fがレストランとテイスティングルームとなっている「清澄白河フジマル醸造所」は、閑静な住宅街の中にあり、気を付けていないと見過ごしてしまいそうなほど、ひっそりとした佇まいです。元は鉄工所だったという建物を改築した、すっきりした明るい印象の店内です。
お店の方との距離も近く、おすすめのワインや料理など教えてもらえるカウンター席
ワイナリーといえば郊外にあるイメージですが、長年ヨーロッパやオセアニアのワイナリーを見てきたオーナーの藤丸智史さんが「もっと身近にワインを感じてもらいたい」と、大阪・島之内で、世界でも数少ない都市型ワイナリーを始めたのが約3年前のこと。 そして昨年の夏、清澄白河に2つ目のワイナリーをオープンしました。
こだわりワインが200〜300種類
おすすめワインを少しずつ楽しめる「フジマル醸造所テイスティングセット」(1000円)
取り扱うワインは常時200〜300種類で、グラスワインは白、赤、ロゼ、泡、合わせて10種類(600~1400円)以上。国産ものも多数あります。ワインというと長期間寝かせるというイメージがありますが、こちらの自社醸造ワインは長期熟成させずに新鮮な状態で飲む、早飲みタイプです。 「デラウェア、マスカットベリーA、メルローなどの買い付けたブドウを、手作業で丁寧に選果。じっくり低温発酵と熟成を行うことで、ブドウの果実味をそのまま感じられる仕上がりになるのです。なかでもおすすめは、サーバーから注がれる自社醸造の「生樽ワイン」(赤・白、各600円〜)。 内容は日によって変わり、この日は1階のワイナリーで醸した山形県産の赤・白ワインに、島之内で醸造したロゼワイン。通常のボトル詰めワインとは異なり、サーバーに二酸化炭素を充填することで酸化することなく、いつもフレッシュなワインを楽しむことができます。 いずれも、フルーティで口当たりのよい爽やかな味わいが特徴で「ビールのように気軽に飲める」とワイン初心者の方にも人気です。
ワインによく合うおつまみには、「シャルキュトリープレート」(1500円)をセレクト。エゾ鹿やオレガノのサラミに、パルマ産の生ハムなどを盛り合わせた、ワンプレート前菜です。温かいパンに乗せていただくと、ほどよい塩気で思わずワインがすすみます。
サーバーから注がれる生樽ワイン
イタリア人シェフ・ニコラス氏が担当する、素材の味を生かしたシンプルな料理は、レストランで注文が可能。「ひとくちパニーノ」(500円)や「ウニのスパゲッティー」(2200円)などが評判です。
1階のワイナリー(醸造所)の見学も
1階のワイナリーは、レストラン・テイスティングルームを利用した上で、見学を希望すれば案内してもらえます。 醸造したワインは、ボトリングやラベル貼りに至るまで、全て1本1本心を込めて、手作業で行います。
都内でも貴重な自社ワイナリーを持ち、生樽ワインや料理が飲める「清澄白河フジマル醸造所」。清澄白河を訪れた折にはコーヒーショップや美術館を巡ったあとに、立ち寄ってみてはいかがでしょう。
清澄白河フジマル醸造所
キヨスミシラカワ フジマルジョウゾウジョ
東京都 江東区三好2-5-3
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MIFA 写真:彌永浩次
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