ほうとうのルーツは？

郷土食のほうとうは、甲斐の武将・武田信玄が陣中食として野菜たっぷりのほうとうを考案したものが伝わっているといわれています。 ちなみに今回ご紹介する3店のサイドメニューにあるのが馬刺し。こちらも富士山麓の名物なのでおすすめですよ。

非日常の空間で味わう伝統のほうとう「名物ほうとう不動 東恋路店」

東恋路店は建築家の保坂猛さんが設計し、数多くの建築賞も受賞

真っ白なモコモコの建物は富士山のふもとにかかる雲をイメージしたもので、店内も雲の洞窟のような雰囲気。ほうとうは家族に受け継がれてきた味をベースにしているため1種類のみ。生麺から煮込み、もっちりとしたコシのある自家製麺と、かぼちゃなど野菜の甘さが溶け出した味噌仕立てのスープの相性もぴったりです。

洞窟のように丸みを帯び、壁と天井が一体化した店内

ヘルシーな野菜ほうとう、名物 不動ほうとう1210円。かぼちゃや大根など国産の野菜がたっぷり

黒糖で煮た甘みのある油揚げが評判のいなり寿し520円

「名物ほうとう不動 東恋路店」の記事はこちら

バリエーション豊かで珍しいほうとうがそろう「甲州ほうとう 小作 河口湖店」

民芸風の懐かしい雰囲気の店内。大広間には囲炉裏端の席もある

大きな水車が回る古民家風建物が印象的なほうとうの人気店。もちもちしたこだわりの麺と秘伝のスープで作られたほうとうは約10種類。定番のカボチャほうとうは素朴で深みのあるやさしい味わいです。

甘いかぼちゃなど野菜がたっぷり入ったかぼちゃほうとう1300円が人気。熊や猪肉など珍しいほうとうも

お汁粉風の小豆ベースのあずきほうとう1300円はデザート感覚でいただける

大きな水車が目印

黄金色のスープで煮込む奥深い味わいのほうとう「ほうとう蔵 歩成 河口湖店」

蔵風の店内は傾斜がついており、奥に見える富士山に登っているような気分。どの席からも富士山が見える造りで、甲冑が飾ってある奥の座敷席は富士山が正面に見える特等席

蔵をモチーフにした和モダンな建物が目を引く店の名物は、黄金ほうとう。かぼちゃのペーストを練りこんだ黄金味噌、深みを与えるあわびの肝、無添加のだしを合わせた黄金色のスープを味わって。

新鮮な野菜やブランド肉などが入った黄金ほうとう豚肉入り1430円。鶏肉もある

甲州名物の鳥もつ煮660円。甘めのタレがおいしい

「ほうとう蔵 歩成 河口湖店」の記事はこちら

河口湖で味わう山梨の郷土料理「ほうとう」はいかがでしたか？食べ比べしながら、お気に入りのほうとう店を探してくださいね。

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