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2016.05.17
9種の味が楽しめる和風トリュフとは? 茶道家が淹れた、抹茶と和スイーツが楽しめる仙台「CAFE soyo」
※こちらの記事は、2016年5月17日に公開されたものです。 仙台にある「cafe soyo(カフェソヨ)」は、茶道をたしなむオーナーが点てる本格的な抹茶を気軽に味わえるカフェ。すっきりとした味わいの抹茶や、あんこを練り込んだ和風トリュフチョコレートなど、和の趣あふれるメニューをご紹介します。
日本の美しさを散りばめたカフェ
仙台市地下鉄北四番丁駅からゆっくり歩いて10分ほど。仙台の中心街から少し離れた大通り沿いに、「カフェソヨ」はあります。 茶道をたしなむオーナーの遠藤俊文さんが、「日本らしさを取り入れたカフェ」をコンセプトにオープン。店内は北欧モダンをベースにしながらも、さりげなく飾られた可憐な茶花や、床に敷き詰めた玉砂利などが、日本独自の美しさを醸し出しています。
こだわりの茶器で点てる、アロマのような抹茶
「抹茶」(500円)。抹茶を点てる音が、不思議なここちよさを与えてくれる
おすすめは、茶せんで点てる味わい豊かな「抹茶」(500円)。抹茶は京都の茶屋「奥西緑芳園」から仕入れています。 茶釜にもこだわり、伝統の製法を守り砂鉄で作られた茶釜を使用。創業400年以上の山形の老舗鋳物店「菊地保寿堂」にオーダーしたオリジナルです。 茶釜で沸かしたお湯は、まるみのある味わいで、抹茶の旨みをよりひき立ててくれるそう。
それではさっそくいただきます。 旨みを含みすっきりとした味わいの抹茶は、東北の人たちの好みに合わせて点てています。 こころが晴れやかになる鮮やかな若草色も印象的です。 ほかにも、柚子の清々しい香りがアクセントを加える「ゆずほうじ茶」(600円)や、「季節のハーブで淹れる美容にもいい「ハーブティー」(500円)などもラインナップ。 ドリンクはすべて茶釜で沸かした湯を使用。抹茶と同じ広口の茶碗に淹れてくれるので、芳醇な香りをこころゆくまで楽しめますよ。
「抹茶ミルク 黒みつ添え」(600円)。茶せんで点てた抹茶ミルクは、甘みが濃く決め細やか
茶せんで点てたミルクを使用した、まろやかな味わいの「抹茶ミルク 黒みつ添え」(550円)や、石巻・万石浦の塩をブレンドしたアイスクリーム入りの「抹茶のアフォガード」(650円)など、他にも試したい抹茶メニューがたくさん。
「抹茶のアフォガード」(650円)。抹茶のほろ苦さと塩味のバニラアイスクリームが相性ぴったり
特に「抹茶のアフォガード」(650円)は、自家製のアイスクリームを使っているため数量限定。売り切れてしまうことも多いので、事前の予約がおすすめです。
和と洋のマリアージュ♪ 和風トリュフ「そよ玉」
「そよ玉」(1個・200円)。木の実とドライフルーツがぎっしり詰まった「そよ板」(200円)も人気
抹茶にぴったりなスイーツもいかが? 小さくころんとしたフォルムがキュートな「そよ玉」(1個・200円)は、抹茶のおいしさをより感じられるよう作ったオリジナルスイーツ。 お店でじっくりと炊いたあんことホワイトチョコレートをベースに、きなこやかぼちゃなどの素材を練り込んだ、和風のトリュフチョコレートです。 春らしい青々とした風味と餡の甘みが重なる「よもぎ」や、つぶつぶとした食感も楽しめる上品な味わいの「ずんだ」など、フレーバーは全部で9種類。 そのままでももちろんおいしいのですが、抹茶と一緒にオーダーし、口のなかでゆっくりほどける濃厚な甘みを抹茶のほろ苦さでいただくのもおすすめです。
からだも喜ぶ♪ 野菜たっぷり料理
「鶏肉とオリーブの炊いたん」(950円)
抹茶やスイーツのほか、食事メニューも充実したラインナップ。旬の野菜やハーブをふんだんに盛り込んだワンプレートメニューで、どの料理も手間や時間を惜しまずていねいに作られたことが伝わるやさしい味わいです。 あたたかな陽気がここちよい春。 おさんぽ途中に「カフェソヨ」へ立ち寄り、香り豊かな抹茶で癒しのひとときを過ごしてはいかがでしょうか。
CAFE soyo
カフェソヨ
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菅原聡子
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