イギリスの伝統菓子・キャロットケーキ。日本のカフェやベイクショップでもよく見かけるようになりましたよね。

そこで今回はキャロットケーキの虜になった“キャロットケーキ偏愛家”uraraさんにキャロットケーキの魅力とおうちで作れるレシピ、さらにおすすめのキャロットケーキを教えてもらいました。

ハワイ島で食べた運命のキャロットケーキ

「当時、甘いものが大好きだけど、健康にも目覚め、食事制限などを色々試していた時期でした。そんな中で出合ったのがキャロットケーキ。おいしさはもちろん、バターではなくオリーブオイルを使い、小麦粉も少量、普通のケーキに比べてヘルシーなのも魅力でした」。

ハワイ旅行から帰国すると、すぐさまキャロットケーキについて調査。そのなかで、キャロットケーキインフルエンサー・hamhamsweetさんによる食レポがとても興味深く、後を追うように店舗巡りをしたそう。

「東京はもちろん、ロンドン、ベルリン、ソウルなど世界のキャロットケーキを食べ比べるなかで、『もう少しこうしたらな』と自分の好みがわかってきました」。

そうなると、今度は自分好みのキャロットケーキを追求したくなり、ほぼ毎日キャロットケーキを焼いていたuraraさん。

そのケーキをinstagramで紹介していくうちに注目され、キャロットケーキ用のレシピ本を発売することに！

レシピ本では、基本のキャロットケーキから個性的なものまで幅広く紹介されているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

『まいにち食べたいキャロットケーキ』（¥1,500/MdN）

 

uraraさんが教えてくれたのは、オリジナルのスパイスケーキミックスで作る基本のキャロットケーキ。

「海外のキャロットケーキに憧れがあって近づけたい！」とこだわったスパイスケーキミックスで作るキャロットケーキのレシピです。

薄力粉だとキャロットケーキには少しふんわりしすぎてしまうため、九州産の石挽き全粒粉を使用し、ぎゅっとした食感に。

シナモンやナツメグなどのスパイスも秘密の比率でミックスしたこだわりのキャロットケーキ専用のパウダーです。

 

【材料】…18cmパウンドケーキ型1本分

スパイスケーキミックス：145g（1/2袋）
にんじん：280g（大1本程）※
オリーブオイル：60g
きび砂糖：60g
卵：２個
塩：3g

＜トッピング＞

クリームチーズ、にんじん、くるみなど：お好みで

※にんじんは国産のものがしっとりしていておすすめ。新鮮なにんじんを使った方がおいしく仕上がります。
有機栽培のにんじんは成分が濃く、場合によりポリフェノールが反応して断面が緑になる場合がありますが品質には問題ありません。

【下準備】
・オーブンは180度に温めておく。
・型にクッキングシートを敷く。

 

【作り方】

1.にんじんを細切りにします

にんじんを細切りにします。「にんじんしりしり」用のスライサーが便利！

2.材料を混ぜます

ボウルにオリーブオイル、きび砂糖、卵、塩を入れ、泡立て器でよく混ぜます

＜POINT＞
オイルと卵が乳化するまでしっかりと混ぜましょう。

 

3.にんじんを加えます

[2]に[1]のにんじんを加え、ゴムベラで混ぜ合わせます。

 

4.スパイスケーキミックスを混ぜます

スパイスケーキミックスを加え、さっくりと混ぜ合わせます。

＜POINT＞
粉を入れたら手早く混ぜると◎ 混ぜすぎてしまうと、重曹が化学反応を起こし膨らみにくくなります。

 

5.オーブンで焼きます

パウンド型に生地を流し込み、180℃のオーブンで45分ほど焼きます。ケーキの真ん中に竹串をさし、なにもつかなければ完全に焼き上がっています。

＜POINT＞
生地を型に入れたら、トントンと空気を抜きましょう。

 

6.冷まします

焼き上がったら、オーブンから取り出し粗熱を取ります。粗熱が取れたら、型とクッキングシートを外し、網や皿の上でしっかりと冷まします。

＜POINT＞
熱が残っているとトッピングのクリームチーズが溶けてしまうので、ご注意を！

 

7.トッピングをする