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2023.04.12
菓子とお茶を愉しむ「きねや菓寮」オープン、老舗菓子店が新たな「菓子のある生活」を提案
2023年4月12日、創業212年の老舗菓子店「杵屋本店」が新たに手掛ける、菓子とお茶を愉しむカフェとストアを併設した新業態「きねや菓寮」が山形市にオープンしました。 ロングセラー商品「リップルパイ」をアレンジした新手土産「生リップルパイ」、自家製あんを楽しむ「どら焼きプレート」など様々な限定メニューを提供するほか、昨年「エモい羊羹」としてSNSで全国的に話題となった創作羊羹「星合いの空」など杵屋本店の人気商品や、新庄・東山焼をはじめ県内外の窯元からセレクトした陶器の販売も行います。
創業212年の老舗菓子店「杵屋本店」
星合いの空 オリジナルインク
「杵屋本店」は、1811(文化8)年から菓子店を営む山形県の老舗和洋菓子専門店です。初代「庄六」が熊野大社の参拝客に向けて饅頭を作り販売したことを始まりに、これまで212年の間、一貫したこだわりのもと菓子作りを続けており、現在山形県内に15店舗を構えています。 昨年夏には「エモい羊羹(ようかん)」として全国的にメディアやSNSで話題となった創作羊羹「星合いの空」を発売。2023年3月には、同じ上山市の文房具店「おかげさま文房具店」とコラボレーションした"エモい羊羹のインク"「星合いの空 オリジナルインク」が誕生しました。
より深く菓子の魅力を伝える、菓子専門店の新しい形
新業態となる、菓子とお茶を愉しむ『きねや菓寮』は、杵屋本店が200年以上受け継いできた伝統や技術を活かし、より深く菓子の魅力を伝えることができる菓子専門店の新しい形を作りたいという思いから誕生しました。
先人の事業を受け継ぎ、未来を切り開く。過去のものを継続し、発展させながら、将来を切り開くことを意味する「継往開来(けいおうかいらい)」をコンセプトに、これまでの店舗とは全く異なる、出来たての菓子の美味しさを味わうことができるカフェと菓子や山形の窯元による陶器などを販売するストアを併設した、新たな菓子体験を提供する新店舗が誕生します。
インテリアと器
『きねや菓寮』ならではの体験を提供するカフェは、インテリアにもこだわりました。椅子は山形県が誇る家具メーカーである天童木工のプロダクトを使用。 ロゴマークであるいちぼし(一、●のマーク)を模したソファーとテーブルはこの空間に合わせてオーダーメイドしたものとなります。 また、カフェメニューを提供する器類は、山形県の新庄・東山焼をはじめ、県内外から厳選した陶器をメニューに合わせて使用しています。
カフェメニュー
(左上)生リップルパイはテイクアウトのみ
カフェでは、ロングセラー商品である「リップルパイ」を再構築したミルフィーユ仕立ての「生リップルパイプレート」や、212年受け継がれる自家製あんを楽しむ「どら焼きプレート」などのほか、季節ごとの限定メニューの提供を予定しています。 素材の美味しさ、出来たての香りや食感、温度など、出来たてだから味わえる菓子の魅力を体験できる、さまざまなメニューを提供しています。
また、カフェで提供する日本茶や紅茶、コーヒーも、『きねや菓寮』の菓子の美味しさを最大限に味わうことができるものを国内外から厳選して使用しています。 コーヒーは、山形のカフェ&ロースター「Tsuki Cafe」による『きねや菓寮』オリジナルブレンドを提供。山形初の提供となる京都・一保堂茶舗の日本茶や北欧紅茶のブレンドティーなど、豊富なドリンクメニューを用意しています。
生リップルパイプレート
発売以来56年もの間、杵屋本店のロングセラー商品として人気を博してきた「リップルパイ」を再構築した、『きねや菓寮』カフェ限定のメニューです。 あんに合うバランスを研究し、ヨーロッパ産発酵バターとともに144層に折り込み焼き上げられた、香り高いリップルパイのパイ生地を使用。自社で毎日炊き上げる、北海道産大手忘を使用した白あんに香ばしいくるみをたっぷりと混ぜ込んだくるみあん、甘さ控えめな生クリームを重ねてミルフィーユ仕立てに。 「リップルパイ」ならではの味わいを残しながら、新しい味わいとの出会いを提供します。
絞りたてモンブラン
杵屋本店にて毎年秋限定で発売している人気のガトー「スーパーモンブラン」をより出来立てで楽しんでほしいとの思いから開発した商品です。 軽く口溶けの良いサクサクのキャラメルメレンゲに、甘さ控えめで濃厚ながら軽快な口溶けの生クリーム、大ぶりの栗の渋皮煮を丸ごと乗せ、香り高くコク深い愛媛県産の和栗・クイーンマロンを使用したペーストをたっぷりと絞りました。 栗本来の香りと味わいを楽しむことができる一皿です。
自家製餡プレート どら焼き・最中セット
割卵から3日以内の新鮮卵を使い、ふんわりと焼き上げた、杵屋本店で人気の高いどら焼き。この皮とこだわりの自家製あんを楽しむプレート。トッピングは、自家製粒あん、こしあん、生クリームの3種。自分で作ったどら焼きを食べられる、子どもも喜ぶプレートです。
きねやのわらびもちドリンク
わらびもち粉に波照間産の黒糖を合わせた、ほんのり甘くコク深い、ぷるぷる食感のわらびもちを使用。創業212年の老舗菓子子屋が本気で作った、2種のわらびもちドリンク。 ・抹茶 宇治抹茶を100%使用した自家製の抹茶シロップに牛乳を合わせた、抹茶ミルクベースのわらびもちドリンク ・いちご 厳選した国産のいちごを使用。粒感を残した自家製シロップに牛乳を合わせた、いちごミルクベースのわらびもちドリンク
ストアメニュー
『きねや菓寮』限定商品として、杵屋本店のロングセラー商品「リップルパイ」をアレンジした「生リップルパイ」を新発売します。 この他、人気商品の「星合いの空」や「リップルパイ」、「kaju」をはじめ杵屋本店で人気の定番商品も販売します。また、菓子とお茶を楽しむ提案として、新庄・東山焼をはじめ、県内外の窯元からセレクトした陶器の販売も行います。 ■生リップルパイ (テイクアウトのみ) 杵屋本店のロングセラー商品「リップルパイ」をブラッシュアップした『きねや菓寮』だけの限定商品です。 北海道産大手忘を使用し、自社で毎日炊き上げる白あんに、香ばしいくるみをたっぷりと混ぜ込んだくるみあんを、上質なヨーロッパ産発酵バターをたっぷりと使った、144層の折り込みパイ生地で包み焼き上げ、たっぷりのクリームを絞りました。 サクサクとした食感と香ばしい香りのパイに、滑らかで香り豊かなくるみあん、軽い生クリームが重なります。片手で食べ歩きも楽しめるサイズ感は気軽なおやつとしてはもちろん、ギフトとしてもおすすめです。 * * * 詳細は、公式サイトをご覧ください。 老舗菓子店が手掛けるカフェ&ストアで、お菓子とお茶をゆっくり楽しんでくださいね。
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