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2023.10.23
フランスの伝統菓子を再現♪老舗洋菓子店「ブールミッシュ」の銀座本店で限定スイーツを
銀座にある「ブールミッシュ銀座本店」は、フランス菓子をベースに生菓子や焼き菓子を販売する老舗洋菓子店。銀座本店では併設されているカフェスペースで、フルーツや生クリームがたっぷりのったケーキや焼き菓子、チョコレートなどを購入して、その場でいただくことができます。本店限定でしか食べられない「シブースト」やグランマルニエ入りの「ソフトクリーム」は、特別感満載のスイーツ。銀座を訪れたらぜひお見逃しなく。
50周年を迎えた老舗洋菓子店「ブールミッシュ」
店名の由来はパリのソルボンヌ大学のある大通り「ブールバール・サンミッシェル」から名づけた
東京メトロ・銀座一丁目駅から徒歩3分。銀座と京橋の中間にある銀座桜通り沿いに、青いのれんが目印のお店「ブールミッシュ」があります。1973年3月に渋谷公園通りに1号店を構え2004年に銀座に移転。フランス菓子の草分け的存在の老舗洋菓子店として知られています。
広々とした店内はショップとカフェが併設している
店内に入るとカラフルでキュートなマカロンタワーのオブジェがお出迎え。ショーケースには、色鮮やかなアントルメや プティガトーがずらりと並びます。そのほか、マカロンやトリュフケーキなどの焼菓子や、セピアの宝石と呼ばれる珠玉の一粒チョコレート菓子は銀座限定商品。 ショップからさらに奥に進むとこじんまりとしたカフェスペースが用意されており、ショーケース内のケーキや焼き菓子を購入してドリンクと一緒に楽しむことができます。
本棚の本はカフェスペースで読むことも購入することもできる
宮廷菓子職人のレシピを発掘再現した「シブースト」
「タルトレット・シブースト」(660円)※銀座本店限定
創業当時からの看板商品であるシブーストは、店主・吉田菊次郎氏がパリの洋菓子店で製菓修行中、古い文献を探り150年ぶりに発掘再現をした宮廷菓子。現在でも「タルト・シブースト」として広く日本で親しまれています。 全国の店舗には、大きいサイズの「アントルメ・オ・シブースト」や角型のシブーストがありますが、 プティガトーサイズの「タルトレット・シブースト」は、銀座本店限定商品です。
国産のりんごを使用。シャキシャキとした食感を残すことで食べ応え感も味わえる
「タルトレット・シブースト」は、サクッとしたパイ生地、バターでソテーしたりんごの食感をアクセントにしたアパレーヌ エ ボム クリュ、カスタードクリーム、ゼラチン、ムラングを合わせたクレーム シブースト、表面をカラメル状に焼き上げたキャラメリゼの4層構造になっています。 りんごのシャキシャキとした食感と酸味が、とろけるような口どけのクレーム シブーストと一体になり絶妙なバランス。キャラメリゼはパティシエがクリームの表面に砂糖をかけ、高温のコテでひとつひとつ丁寧にキャラメル状にしており、パリパリ食感に仕上げています。
ブールミッシュの定番トリュフケーキ
左:「50th黒トリュフケーキ」(486円)※期間限定販売、右:「トリュフケーキ」(357円)
ブールミッシュこだわりの香り高いセピア色の焼き菓子たち。中でもトリュフ・オ・ショコラをまるごと一粒、濃厚なショコラ生地に閉じ込めて焼き上げた定番の「トリュフケーキ」も人気です。現在では、2023年で50周年を迎えたのを記念して秋から「50th黒トリュフケーキ」が期間限定で販売されています。 黒トリュフとゲランドの塩をブレンドした「トリュフ塩」とオリーブオイルをプラスした「トリュフオイル」、ヘーゼルナッツペーストを濃厚なチョコレート生地に入れた「50th黒トリュフケーキ」は、今しか購入できない記念の商品。定番の「トリュフケーキ」と味比べしてみてはいかが。
豊かなトリュフの香りと塩味がアクセントになり芳醇なチョコレートをより引き立てる
オレンジのリキュールが香る銀座本店限定ソフトクリーム
「GINZAソフト・グランマルニエ(バニラ)・ワッフルコーン」(622円)※銀座本店限定
銀座本店のみで楽しめるソフトクリーム「GINZAソフト・グランマルニエ(バニラ)」もおすすめ。ソフトクリームにはカスタード風味のアパレイユ、グランマルニエ、バニラエッセンスを配合しており、材料を一度ボールに入れて混ぜてから製造機に入れているのだそう。 ミルキーでなめらかな舌触りのソフトクリームからはオレンジが香るリキュールの風味が口いっぱいに広がります。食べた後も心地よい甘い余韻が続き贅沢な気分に。サクッとしたココア味のアーモンドクッキーと一緒にぜひ食べてみて。
「GINZAソフト・抹茶(ワッフルコーン)」(622円)※土日祝のみ販売、銀座本店限定
土日祝限定販売の「GINZAソフト・抹茶」は、京都・宇治の丸久小山園の抹茶を使用した和テイストなソフトクリーム。宇治抹茶はほろ苦くお茶の風味が引き立っており、抹茶の風味を存分に堪能することができます。こちらはリキュールが入っていないので、お酒が苦手な方でも気軽に食べていただけますよ。
今では洋菓子店でもすっかり定着したフランスの伝統菓子「シブースト」のはじまりは、「ブールミッシュ」の店主・吉田菊次郎氏がレシピを再現して日本に広げた洋菓子だったのですね。ぜひ「タルトレット・シブースト」を味わいに、銀座本店に訪れてみてくださいね。
BOUL'MICH 銀座本店
ブールミッシュ ギンザホンテン
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南森エレナ
Writer
スイーツコンシェルジュ 南森エレナ
テレビ局や大手旅行会社などの勤務を経て雑誌やwebで執筆するライター。カフェめぐりと旅行が趣味
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