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2023.12.10
コーヒーの香りが幸せに導くカヌレ。北海道「札幌グランドホテル」
スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつからギフトにも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。お世話になった方へ年末年始のご挨拶をするなど、なにかと贈り物や手みやげを選ぶことが多い季節がやってきました。見た目も味も上質な有名ホテルの焼き菓子を選べば、特別感を演出することができますよ。今回は「札幌グランドホテル」のカヌレ カフェをご紹介します。
札幌市内で一番歴史のある老舗ホテル
「北海道初の本格的洋式ホテル」として1934年に開業した「札幌グランドホテル」。札幌駅に繋がる地下歩行空間に直結していてアクセスも良く、観光の拠点としても抜群です。シックでモダンな装いの「ザ・ベーカリー&ペイストリー」に並ぶのは、丁寧に作られたホテルメイドのケーキや焼き菓子、パン、デリなどさまざま。職人技が落とし込まれたカヌレは、自分へのご褒美にも、大切な方へのギフトにもおすすめです。
高級感のあるビジュアルにまず感動

「カヌレ カフェ(4個入り)」1500円
光沢のある黒色のパッケージは高級感が漂い、艶のある深い焼き色のカヌレが中から顔を覗かせると心浮き立ちます。オンラインショップでお取り寄せをすると冷凍便で届き、一時間程度常温で解凍すれば食べごろです。
フランスの伝統的な製法にならった本格的な食感と味

中央にいくほど、とろんととろけるよう!
小麦や牛乳、バターなど、主原料は北海道産にこだわっています。熱伝導の良い銅の型に、ミツバチが巣を作る材料として分泌されるミツロウを薄く塗って焼き上げることで表面はカリッと香ばしく、中はしっとり。コーヒーと牛乳を使った生地を噛み締めると、心地よい苦味と鼻からふわっと抜ける深みのある香りに気持ちが安らぎます。

チョコレートとコーヒー豆のあしらいに特別感を感じる
さらに贅沢感を高めているのは、少し塩が効いたキャラメルチョコレートのコーティング。そして、パティシエお気に入りのコーヒー豆を砕いたトッピングの苦味がアクセントになり、大人のためのスイーツと呼ぶにふさわしい味わいに仕上げられています。「カヌレ カフェ」のほか、卵の風味をシンプルに感じられる「クラシック」、砂糖漬けのオレンジの果皮が爽やかな「オレンジ」も販売しています。 ちょっぴりひと息つきたい時、コーヒーの香りに癒されながらゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。
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スイーツプロデューサー 磯崎 舞

乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、百貨店の催事企画、パティシエと生産者を繋げた商品開発など“スイーツプロデューサー”として活躍。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える焼き菓子に着目。年間1000個以上食べ、新たな魅力を引き出し広めている。
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