下町に誕生した新グルメスポット

店内はぬくもりのある木製のインテリアで統一

イタリアで修業したオーナーシェフがオープンした中目黒の1号店をはじめ、関東を中心に13店舗を展開する人気のベーカリーが城東エリアに初出店。蔵前JPテラスは郵便局や保育園、会社のオフィスが入るビルということで、子どもから年配の方まで幅広い年代の人がパンを求めてやってきます。 おやつに食べたい甘いパンから具材たっぷりの総菜パンまで、常時80～90種類が並ぶという豊富な品揃え。どれを食べてもおいしい発見があります。

ころんとしたフォルムがかわいいプチデニッシュ

手土産にたくさん買っていく人も多い「ガッティ」（193円）

ぽってりとしたフルーツのコンポートが目を引く「ガッティ」は、いちじく、オレンジ、あんず、洋なし、チェリー、りんごからその日の仕入れ状況によって並ぶ種類が変わります。 バターをたっぷり練りこんで、何層にも重ねた繊細なデニッシュ生地は、高温で焼き上げることでパリッとした食感になるのだそう。底に敷かれたアーモンドクリームがフルーツとデニッシュの相性を引き上げ、まるで甘いスイーツを食べているような感覚♡いろんな味を食べ比べるのも楽しいですね。

どれもこだわりの品々ですが、店長さんのイチオシはシンプルなパン「リュスティック」だそう。通常のパンより水分量が多いのが特徴で、ハード系のパンなのにしっとりもちもちの食感がやみつきに。小麦の自然な甘みが活かされたリュスティックは、なにもつけずそのままいただくのがおすすめです。 具材たっぷりのパンはトラスパレンテが得意とする分野。「グラノ」は麦の穂のような形をしているのが特徴で、中には枝豆とベーコンがぎっしり。おつまみの印象が強い枝豆ですが、驚くほどパンによく合います。

幅広い年代に長く愛される店に

買いたい商品を口頭で注文するスタイル

ショーケースを眺めていると、たくさんの種類のパンが少量ずつ用意されていることに気が付きます。このビルの上階に住む年配の方や周辺のオフィスで働く人のなかには、毎日のように訪れる人も多いため、飽きてしまわないための配慮だそう。売り切れてしまうことも多いですが、訪れた時にあるパンとの一期一会を大切にできそう。 カウンターのイートインスペースやテラス席もあるので、ドリンクを注文してひと息つくのもおすすめです。今度の週末は蔵前へおいしいパンと出会いに出かけませんか？ ※値段はすべてテイクアウトの価格です。