花と緑に癒される都心のオアシス

施設の北西にある正門は、素敵な銘鈑が目印

名古屋市の繁華街・栄の中心部を南北に貫くメインストリート、久屋大通。100ｍの道幅がある通りの真ん中は久屋大通公園になっていて、さまざまなイベントも催されます。周辺にはデパートや複合ビルなど商業施設も多く、たくさんの人がにぎわう久屋大通の南端にあるのが、「久屋大通庭園フラリエ」です。同じ場所にあったランの館という施設が2014年にリニューアルされ、無料で楽しめる“花と緑に囲まれたライフスタイルガーデン”として誕生しました。

池やガーデン、広場など変化に富んだ園内

ゆっくりとめぐりたい散策路も

正門からエントランスを抜けて園内へ入ると、右手にはカフェやレストランがある建物、左手にはさまざまなエリアが設けられたガーデンが広がっています。池の周りに散策路をめぐらせたウォーターガーデンや広々とした芝生の広場、高木が豊かに茂り、涼し気な木陰を作るフォレストガーデンなどをデザインした変化に富んだ空間。洋風庭園ハーモニーガーデンは、バラを中心にした季節の花々を集めたかわいらしいエリアです。

池の周りは風が抜ける心地よい場所

草花に囲まれたロマンティックなベンチ

園内のあちこちにはベンチが設けられ、花や緑を眺めながらくつろぐ人の姿も。水や緑を求めてやってくる小鳥のさえずりや水辺から聞こえる水音に耳を傾けていると、街中にいることを忘れてしまいそうです。スマートフォンで季節の草花を気軽に撮影する様子も多く見られるほか、フォトスポットも用意されているので、自然に囲まれた雰囲気での記念撮影もできますよ。

近づいてじっくり見たくなる、ハーモニーガーデンの花々

春は彩り豊かな花が咲き誇り、いっそう華やかに（4月頃のイメージ）

ウォーターガーデンの周りにもチューリップがいっぱい（4月頃のイメージ）

2024年4月にアトリウムなどをリニューアル

天井が高く、明るいアトリウム

都心でひと休みできるくつろぎの場として親しまれているフラリエ。2024年4月には、「サードプレイス〜シェアするガーデン〜」をコンセプトに、一部がリニューアルしました。高い天井から自然光が降り注ぐアトリウム（室内ガーデン）は、グリーンに癒されるくつろぎ空間に。ベンチやテーブル、のんびりできるソファ席などがゆったりと配置され、その周りには観葉植物がいっぱい。一部はエアプランツや多肉植物を扱うショップ「green room」の商品でもあるので、気に入ったものは購入もできますよ。隣接するカフェのメニューをテイクアウトして楽しむのもおすすめです。

ベンチやテーブルは自由に利用できる

食事やお茶を楽しみに訪れたいお店も

BRIOCHE Go.のモーニングメニューをアトリウムで

エントランスとアトリウムの間にある建物、西ウイング内では、カフェとレストランも新たな装いに。1階にある「BRIOCHE Go.」は、店内で焼くブリオッシュや華やかなタルトが楽しめるカフェ。朝9時からの営業でモーニングメニューもあるので、朝食やブランチ、カフェタイムにとさまざまなシーンで利用できます。また、2階には非日常の空間でイタリア郷土料理のランチやディナーを楽しめるイタリアンレストラン「CUCINA Pagina」も。散策ついでにひと休み、食事やお茶をおめあてに訪れてガーデンをふらり、と楽しみが広がります。暮らしに花を取り入れたくなったら、フラワーショップに立ち寄ってみるのもいいですね。

BRIOCHE Go.にはタルトショップも併設

訪れるたびに違った楽しみに出合える

木陰や水音が涼しく感じられる水辺

もっと積極的に植物と親しみたいと感じたら、フラワーアレンジメントや寄せ植えなどの教室も催されているので、公式サイトから情報をチェックしてみてくださいね。 四季折々に多彩な花が、見ごろを迎える庭園。夏には水辺のスイレンやハス、パラグアイオニバス、初秋にはコスモスやバラが咲き始めて華やかさを増していきます。草花をはじめ、日差しや気温、吹き抜ける風からも季節を豊かに感じられる「久屋大通庭園フラリエ」。折にふれて訪れて、その時々の自然に親しんでみてはいかがでしょうか。

8月頃はウォーターガーデンのスイレンも見ごろに