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2025.07.07
愛知県内の建築さんぽにおすすめスポット6選〜建物の記憶にじっくり思いを馳せて〜
その土地でしか見られない建物を訪ねるのは旅の楽しみのひとつ。自分のペースで見学できるひとり旅にもぴったりですね。今回は名古屋市内を中心に犬山市・常滑市を加え、愛知県内のスポットを6つまとめてご紹介。華やかな人々が集った邸宅から名だたる建築が立ち並ぶ博物館、海外気分が味わえるスポットまで、思いのままに出かけてみましょう。
【名古屋】贅沢な意匠と遊び心にキュン♪「旧豊田佐助邸」
【名古屋】日本の女優一号が暮らした「文化のみち二葉館」
【名古屋】映画やドラマにも登場する「名古屋市市政資料館」
【名古屋】歴史に思いを馳せながら歩きたい「ノリタケの森」
【犬山】本物の名建築をめぐれる野外博物館「博物館 明治村」
【名古屋】贅沢な意匠と遊び心にキュン♪「旧豊田佐助邸」

石造りの門を抜けた先に洋館の玄関がある。左隣に和館がある
二葉館と同じ「文化のみち」の一角、中でも武家屋敷の面影が感じられる白壁・主税町(ちからまち)と呼ばれる地区にある「旧豊田佐助邸」。発明王として知られるトヨタグループ創始者・豊田佐吉の弟で、実業家として兄を支えた豊田佐助が暮らした邸宅です。

やわらかく優雅な雰囲気が漂う応接室。シャンデリアは使われていた当時のままだそう
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旧豊田佐助邸
キュウトヨダサスケテイ
【名古屋】日本の女優一号が暮らした「文化のみち二葉館」

文化のみちでひときわ華やかなオレンジの屋根が目印。“二葉御殿”とも呼ばれた
名古屋市の中心部近く、かつて徳川家のお屋敷だった「徳川園」から名古屋城にかけて、日本の近代産業の担い手が集った“文化みち”と呼ばれるエリア。名古屋の近代化の歴史を感じる大正・昭和の貴重な建造物やレトロな喫茶店などが建ち並び、さんぽが楽しい場所です。

古い写真とデザイン画を元に復元されたステンドグラスやオリジナルに近い生地で張り替えたソファなど、当時の姿を再現
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文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)
ブンカノミチフタバカンナゴヤシキュウカワカミサダヤッコテイ
【名古屋】映画やドラマにも登場する「名古屋市市政資料館」

華やかさと厳かさをあわせもつネオ・バロック様式の外観
大正11年(1922年)に「名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎」(当時)として建築された「名古屋市市政資料館」。以来、60年近くにわたって中部地方の司法の中心として歴史を重ね、1989年から資料館に。現在は貴重な建築物として国の重要文化財となっています。

広々とした吹き抜けや大理石の階段、ステンドグラスなどが美しい中央階段室
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名古屋市市政資料館
ナゴヤシシセイシリョウカン
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高柳涼子
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