多彩な桜が咲き誇る絶景スポット「さくらの里」

大室山の麓にある「さくらの里」は、約40種1000本の桜が植栽され、「日本さくら名所100選」にも選ばれた桜の名所として知られています。9月下旬には十月桜が咲き始め、寒桜、大寒桜、ソメイヨシノ、一葉、松月、さらに5月に花開く兼六園菊桜へと8か月にわたり、たえまなく桜を楽しむことができます。

特にソメイヨシノは、その満開の姿を見せる時期に合わせ、昼間の賑やかさとは一線を画す幻想的な夜桜観賞会（ライトアップ）が開催されます。18:00～21:00の間、桜の一つ一つが柔らかな照明に照らされ、澄んだ空気の中に花びらがきらめく様は、まるで夢の中にいるかのよう。

ライトアップは2025年3月22日から桜の開花状況に合わせ、4月6日まで開催予定。昼間の明るい風景では味わえない、夜ならではのしっとりとした桜の魅力を堪能してくださいね。

伊豆高原の自然ランドマーク「大室山」

ここからは、 伊東を訪れるなら「さくらの里夜桜観賞会」の前に訪れたい昼間のおすすめスポットをご紹介。 お椀をふせたようなシルエットが特徴的な「大室山」。山頂へは爽快な空中散歩が楽しめるリフトで向かいましょう。 およそ1kmの噴火口を散策するお鉢めぐりでは富士山、伊豆七島、相模灘などの素晴らしい眺望が楽しめます。晴れた日には富士山を背景に記念撮影もできますよ。

足元に波が押し寄せる圧巻の海絶景「城ヶ崎海岸」

続いては、約4000年前、大室山が噴火した時に流れ出した溶岩によってできた「城ヶ崎海岸」をご紹介。全長約9kmのピクニカルコースと自然研究路を散策するのがおすすめです。特に全長48m×高さ約23mの「門脇つり橋」はスリル満点の絶景スポット。

大室山をイメージしたスイーツにも注目

地元のお菓子屋さんで組織されている「伊東お菓子ぃ共和国」の加盟店が、「大室山」をモチーフにしたスイーツを開発しました。その一部を紹介します。 川奈ステンドグラス美術館にある「レストラン＆カフェ ラ・ヴィータ」では、一番人気のパンナコッタをアレンジした「大室山パンナコッタパフェ」がいただけます。低温でじっくり焼き上げた抹茶のパンナコッタ、ふわふわな抹茶シフォンとわらび餅でしあげたパフェ風のスイーツです。

「お菓子工房アルページュ」で見つけたのは「ふわっと大室モンブラン」。大室山をイメージしたふんわりスポンジとアイスを重ね、ざくざく触感のアクセントをつけ、こだわりのモンブランクリームで仕上げています。 こだわりの伊豆の天然塩とフレッシュバターを使った「大室サブレ」もおみやげにどうぞ♪

その他にも、揚げパンにパフェ、和スイーツまで、味も形も個性的な大室山スイーツがあるので、様々なお店をめぐってお気に入りを探してみてくださいね。

*** 今回は、春に訪れたい伊東の旅をご紹介しました。美しい自然やスイーツを堪能した後は、大室山麓さくらの里で、心温まる夜桜の風情を体験してみてはいかがでしょうか。