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2025.04.05
一度は見てみたい絶景!世界遺産アンコール遺跡群へ。リゾートホテルやクルーズ船観光も
カンボジア・シェムリアップにあるアンコール遺跡群は世界遺産として知られています。日本からはベトナム・ハノイやホーチミンから乗り継ぎ便でアクセスできるので、ベトナム各都市と組み合わせて訪れるのもおすすめです。 マーケットでお買いものしたり、クルーズ船観光やリゾートホテルに宿泊など、魅力あふれるカンボジア・シェムリアップの旅プランをご紹介します。

まずはアンコール遺跡群の代表格「アンコール・ワット」
池へのリフレクションが美しいアンコール・ワット
シェムリアップはカンボジアの北西部に位置する都市で、アンコール遺跡を含む世界遺産地域として知られています。まず行ってみたいのは、アンコール遺跡群の顔とも言える「アンコール・ワット」。東京ドーム約40個分の面積を誇る寺院で、第一回廊にあるヒンドゥー教の神話「乳海撹拌」や、各所に彫られた繊細なレリーフ装飾が見どころです。
ピンク色の空を背にしたアンコール・ワット
アンコール・ワットでの感動体験の一つが朝焼けです。まだあたり一帯が暗闇に包まれている早朝4時頃、アンコール・ワットに向かうと、すでに多くの人が朝焼けを見るために集まっています。アンコール・ワットの背景に広がる空の色がピンク色、オレンジ色と美しいグラデーションに変化しながら日の出を迎えます。
アンコール・ワット

美しい女神の像が彫られた「アンコール・トム」
アンコール・トムの入口となる「南大門」
アンコール・トムは12世紀後半に建築された城砦都市であり、クメール王国最後の首都でした。アンコール・トムの見どころ「バイヨン寺院」への入り口である南大門の参道には、ずらりと彫像が並んでいます。左側は神々が、右側は阿修羅がそれぞれ大蛇ナーガで綱引きをしています。こちらもまた「乳海撹拌」の一場面です。
いくつもの人面像が並ぶ様が圧巻のバイヨン寺院
「バイヨン寺院」は、アンコール・トムの中心に位置しています。そびえ立つ52基の塔の四方には巨大な尊顔が173面彫られています。
残念ながらところどころ崩れている部分も
穏やかな表情で微笑む人面像は「クメールの微笑み」と呼ばれています。様々な角度から人面像を鑑賞して写真を撮るのも楽しいでしょう。

ガジュマルの木が建物を支える「タ・プローム」
「タ・プローム」は映画「トゥームレイダー」のロケ地として使われた
仏教寺院「タ・プローム」は、他の遺跡と違って修復作業が行われておらず、発見当時とほぼ同じ状態で保存されています。樹齢400年前後と見られるガジュマルの根が遺跡に絡みつき、まるで遺跡の崩壊を防いでいるようにも見えますね。

「プノン・バケン」から夕日を眺める特別な時間
「プノン・バケン」からアンコール・ワット(写真中央部)が見える
プノン・バケンに辿り着くには30分のハイキングが必要ですが、遮るもののない360度のパノラマでシェムリアップ一帯の眺望を楽しめます。鬱蒼と茂るジャングルに建つアンコール・ワットや、シェムリアップ市街地、遠くにはトンレ・サップ湖を見渡すことができます。
「プノン・バケン」から眺める夕日。星空もきれいに見える
小高い丘の頂上に立つ寺院「プノン・バケン」から眺める夕日は一見の価値があります。 シェムリアップ・アンコール国際空港からシェムリアップ中心部までは車で約1時間ほど。アンコール遺跡群の見学は、現地ツアーに参加するか、トゥクトゥクをチャーターしての移動が便利です。

シェムリアップの繁華街「オールド・マーケット」と「パブ・ストリート」をおさんぽ
シェムリアップで最も賑やかなパブ・ストリート
遺跡見学のあとはシェムリアップの街歩きを楽しみましょう。「パブ・ストリート」はカフェやレストランが軒を連ねる繁華街です。夜になると屋台が開店し、より賑やかな雰囲気になります。
見ているだけでも楽しい「オールド・マーケット」
おみやげ探しならパブ・ストリートそばの「オールド・マーケット」へ。日用品やギフトショップが集まるエリアでは、カンボジアシルクの布小物やカゴバッグ、Tシャツなどが並んでいます。ローカル御用達の食品エリアを覗いてみるのも楽しいですよ。

アンコール遺跡へもアクセス抜群の「アンコール・パレス・リゾート&スパ」
ジャングルの中に建っているような緑豊かなホテル。リゾート気分を盛り上げてくれる
「アンコール・パレス・リゾート&スパ」は、アンコール・ワットまで車で約20分という好立地の5つ星リゾートホテル。11ヘクタールもの敷地に、ぜいたくな広さを備えた客室やプール、スパなどがあります。
明るい光が差し込むプールビューの客室
チーク材の床、カンボジア風にまとめた上品な内装が素敵な客室。専用バルコニー付きでゆったりとした時間を過ごせます。また、プライベート感たっぷりの静かなヴィラタイプの客室も人気です。

(左から時計回りに)居心地のよいロビー。至る所にグリーンや生花が飾られている。敷地内にプールは2箇所。客室のウェルカムフルーツ
朝食前の涼しい時間帯に、広い敷地内を散策したりプールを利用するのもおすすめです。また館内にはスパやテニスコートなど様々な施設があります。
アンコール・パレス・リゾート&スパ

涼風に吹かれながら「トンレサップ湖」でクルーズ体験

(左から時計回りに)水色の船体がかわいいクルーズツアーの船。小さなボートを寄せておやつやみやげものを売りに来ることも。点在する水上家屋の暮らしが垣間見える。海かと思ってしまうほど広い湖
「トンレサップ湖」は東南アジア最大の湖です。水量が増加する雨季は面積が3倍以上に膨張するため、“伸縮する湖”とも呼ばれているのだとか。湖には2万戸以上の水上集落があり、学校や教会、マーケットなども建てられています。クルーズ体験は雨季が終わった11月以降がおすすめです。
トンレサップ湖
アンコール遺跡群をはじめ、魅力的な観光スポットが集まるカンボジア・シェムリアップへ旅してみませんか?クメール料理や伝統舞踊アプサラを鑑賞するのもおすすめですよ。 取材協力:ベトナム航空
ベトナム起点でカンボジア旅へ♪公式サイトはこちら
カンボジア・シェムリアップと一緒に訪れたい、ベトナムの魅力的な街はこちらの記事で紹介しています。
素朴な街並みや魅力な自然も♪ベトナムで行きたいおすすめの街4選

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文:河野利枝
風景・景色
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