滋賀「ラ コリーナ近江八幡」を手がけるたねやが「LAGO 大津」を琵琶湖の畔にオープン
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滋賀「ラ コリーナ近江八幡」を手がけるたねやが「LAGO 大津」を琵琶湖の畔にオープン

滋賀県の人気観光スポットとして8年連続で1位に輝く、和菓子舗「たねや」と洋菓子舗「クラブハリエ」のフラッグシップショップ「ラ コリーナ近江八幡」。そのラ コリーナを手がけるたねやが、県内で唯一単独展開する新店舗「LAGO 大津(ラーゴ おおつ)」が、2025年3月24日、琵琶湖の畔にオープンしました。琵琶湖のパノラマビューや湖上を渡る爽やかな風を感じながら、四季折々の和菓子が楽しめますよ。

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琵琶湖岸のなぎさ公園へ

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入口には、滋賀県甲賀市にあるやまなみ工房のアーティスト・吉田ひより氏によるロゴが

JR大津駅から近江鉄道バスの近江大橋線(イオンモール草津行)に乗って約20分、「木の下町」で下車し、歩いて8分ほど。JR膳所駅からは、徒歩のみで約20分。目印となる高層のびわ湖大津プリンスホテルに向かって右手方面を目指します。 土・日曜日と祝日には、大津港と琵琶湖博物館のある草津烏丸半島港の2つの港から、LAGOにほど近いにおの浜観光桟橋までクルーズ船も運航しています。

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駐車場は混雑が予想されるため、公共交通機関での来店が安心

1872(明治5)年、近江八幡で創業した「たねや」。「ラ コリーナ近江八幡」が、和菓子のたねやと洋菓子のクラブハリエをそろえるのに対し、「LAGO 大津」はたねやの単独展開で、店舗限定や季節限定の和菓子が堪能できます。ちなみに、「ラーゴ」はイタリア語で湖、「ラ コリーナ」は丘。どちらも滋賀の豊かな自然と共存しているのです。 砂のお城をイメージした建物の外壁にはコグマザサの苗が植えられていて、これから枝葉が育てばゆっくりと緑が広がり自然に馴染む設計です。

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10年、20年先を見つめる琵琶湖の森

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琵琶湖の森には、およそ100種、約4000本の木々が植栽されている

レイクサイドに広がる「琵琶湖の森」では、苗木が日々すくすくと成長しています。大津出身であり、写真家、切り絵作家、里山保全など多方面で活躍する今森光彦氏をプロデューサーに迎え、これから10年、20年先を見据えながらゆっくりと森を育てていくとのこと。人と自然が共存する里山を再現するため、地面を踏みしめたときの質感にまでこだわり、落ち葉や木の枝も運んできたのだとか。 刻一刻と豊かさと潤いを増していく森の風景が、訪れるたびに楽しみになりそうです。

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琵琶湖の彼方には、山々がなだらかな稜線を描く

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森のシンボルともいえる「やまおやじ」。鳥たちの止まり木となることも

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ショップ、カフェ、工房が一体に

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手前に販売スペース、奥にカフェと工房があるワンフロア

洞穴を思わせる正面入口からほの暗い店内に入って、視界が開けると青いレイクビューが広がる。そんなストーリーを描いて空間づくりをしたのだそう。ショーケースの割り木には滋賀県産のモミジの木を使用、篆刻をあしらった木の立て板は、琵琶湖に沈んでいた舟の底板で、火除けの意味があるそう。京提灯の老舗・小嶋商店が手がけた大小の提灯にはLAGOのロゴや和の文様が描かれていて、スタイリッシュさのなかに遊び心が光ります。

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たねや創業の地・近江八幡を象徴する近江商人の天秤棒も飾られている

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和菓子づくりに使う木型を壁面ディスプレイに活用

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琵琶湖を一望するカフェ

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窓の向こうには琵琶湖のおだやかな風景が広がる

カフェは、入口のセルフオーダーレジを使って注文を済ませ、カウンターで受け取るスタイルです。店内のカフェスペースのほか、琵琶湖の森に点在するベンチやスタンド式のカウンターでいただくことができます。

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ガラス越しにたねやカステラを焼き上げる様子が見られる

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大津のガラス工芸作家・神永朱美氏によるガラス鉢は、琵琶湖の水草を活用

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併設の工房でつくる季節限定「焼きたてたねやカステラ」

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「焼きたてたねやカステラ瀬戸内レモン」販売・テイクアウト810円、イートイン825円

「焼きたてたねやカステラ」は、ふんわりとした食感が特徴。しっかりと泡立てたメレンゲをつぶさないよう小麦粉と混ぜ合わせ、20分ほどかけてじっくりと焼き上げるのがふんわり食感の秘密です。オープン当初は滋賀・土山産の抹茶を使用した「抹茶」を楽しめましたが、現在は、「瀬戸内レモン」に。今後も季節の移ろいとともに新しいフレーバーがお目見えする予定。

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「あんふわコーヒー」660円、「あんパフ」352円。「あんパフ」は、5月のGW明けから販売再開

瑞々しく甘さ控えめに炊き上げた粒餡と生クリームを合わせた「あんふわクリーム」を、小豆皮を織り交ぜたクッキーシューにたっぷり詰めた「あんパフ」も人気。オリジナルブレンドのコーヒーに、あんふわクリームとあわせていただく「あんふわコーヒー」もおすすめです。

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ミルク感のあるソフトクリームにたねや自慢の粒餡をたっぷり添えた「クリーム小豆」770円

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「おこわ近江牛」1430円、「赤こん汁」550円

甘いものだけでなく、軽食も。近江牛や近江軍鶏のおこわ3種のほか、特別に小豆皮を混ぜ込んだ近江八幡名物の赤こんにゃくと野菜がたっぷり入った「赤こん汁」など、滋賀県産素材を生かしたグルメが味わえます。

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買って帰りたい限定和菓子

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「ふくみ天平」LAGO限定パッケージは5個入1350円

最中種と餡を食べる直前に合わせていただく、代表銘菓「ふくみ天平」。琵琶湖をイメージさせるLAGO限定パッケージは、滋賀みやげにぴったりです。 「瀬田夕照」「堅田落雁」「三井晩鐘」など、古来語り継がれてきた近江八景をテーマに、地元の大学と共同開発した新商品「近江八景」も。たとえば「石山秋月」をあらわした「石山あんやき」は、黄色く染めた白餡を粒餡で包み、石山寺から望む中秋の名月に見立てているといったように、湖国近江の美景に思いを馳せたくなる逸品です。全種の詰め合わせ、4景ずつに分けた「右隻」、「左隻」のほか、1個単位でも購入できます。

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1個216円~、8種を箱に詰め合わせた「近江八景」は6480円

打ち寄せるさざ波や風の音、鳥のさえずりを聴きながら、できたてやここだけの和菓子と琵琶湖のパノラマビューを楽しんでくださいね。

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LAGO 大津

ラーゴ オオツ

clock-icon9:00~18:00(カフェは~17:00)
pin-icon1月1日、びわ湖大花火大会開催日
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