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2025.04.20
大阪市内で行きたいアートスポット6選〜世界の名品を鑑賞できる美術館からアートのまちまで〜
「大阪・関西万博」でも注目を集める大阪。ミュージアムなどのアートスポットも充実しています。今回は大阪市内からまとめて6つご紹介。世界的なコレクションを誇る美術館や、前回の万博にルーツを持つ美術館、まち全体にアートがあふれるエリアなど、ジャンルも魅力もさまざまです。ぜひ旅の行き先に加えてみてくださいね。
2022年開館、アートファン待望の新拠点「大阪中之島美術館」
まち全体が美術館♪ アートさんぽが楽しめる「北加賀屋」
前回の万博にもルーツを持つ「国立国際美術館」
世界的な一級品にふれる「大阪市立東洋陶磁美術館」
和洋折衷の建物や庭園もすてきな「大阪市立美術館」

2022年開館、アートファン待望の新拠点「大阪中之島美術館」

エントランス前広場には、大阪出身の現代美術家・ヤノベケンジの「SHIP’S CAT(Muse)」(2021)を展示
堂島川と土佐堀川に囲まれ、水の都らしさが香る中之島エリア。美術館や歴史的建造物が集中する文化・芸術ゾーンでもあるこの地に2022年2月、構想40年を経て開館したのが「大阪中之島美術館」。建築家・遠藤克彦による真っ黒なキューブのような建物も印象的です。

収蔵作品数は国内トップクラス。ジャンルは名画から家具まで多岐にわたる
「大阪中之島美術館」の記事はこちら
大阪中之島美術館
オオサカナカノシマビジュツカン

まち全体が美術館♪ アートさんぽが楽しめる「北加賀屋」

造船工場の跡地をアトリエに改装した「クリエイティブセンター大阪」
大阪湾や木津川の河口に近く、かつては造船業で栄えた「北加賀屋」エリア。造船に携わる多くの人が住んでいましたが、時代の流れや工場の移転にともなって空き家が目立つようになりました。そんな中、2004年にスタートしたのが、工場跡や空き地を活用して「芸術や文化が集積するまち」に変える「北加賀屋クリエィテイブ・ビレッジ」構想でした。

左右の絵は数年後に描き足されたもの。時とともに変化するのも楽しい《Indigo defaces Mona》(イギリス/ Dotmasters)
「北加賀屋アートさんぽ」の記事はこちら
北加賀屋クリエィテイブ・ビレッジ
キタカガヤクリエィテイブ・ビレッジ

前回の万博にもルーツを持つ「国立国際美術館」

設計はシーザー・ペリ アンド アソシエーツジャパン。斬新な外観は竹の生命力と現代美術の発展・成長をイメージ
中之島にある美術館のひとつで、国内外の現代美術が充実した「国立国際美術館」。1970年の日本万国博覧会のために建てられた万国博美術館を活用し、1977年に吹田市に開館しました。中之島に移転したのは2004年。世界的にもめずらしい完全地下型の美術館です。

『無垢の笑い』は地下2階から地下1階の吹き抜けに展示(写真:保志俊平、小川康貴)
国立国際美術館
コクリツコクサイビジュツカン
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高柳涼子
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