住宅街にひっそりと佇む、はちみつのお店

風格ある瓦屋根の一軒家

JR早川駅から徒歩約５分、箱根登山鉄道「箱根板橋駅」からだと約10ほど。早川漁港からも近い、閑静な住宅街の一角に「カフェ あさみどり」はあります。 お店は、大通りから少し奥に入った場所にあるため、知らないと思わず見落としてしまいそう。喧騒から離れて、心穏やかに過ごせる隠れ家的なお店です。 お店を営むのは、創業100年を超える朝翠養蜂販売。「はちみつのおいしさを、もっと多くの人に伝えたい」との思いから、2022年８月、こだわり抜いたはちみつを気軽に楽しめるお店をオープンさせました。

明るくモダンな店内

玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて店内へ。奥へ進むと、天井が高く、開放感のある空間が広がります。 ここはもともと、築約80年の社長宅だった建物。歴史を刻んだ梁や柱はそのまま残し、レトロな雰囲気が心地よい、カフェへとリノベーション。初めてでも、肩の力を抜いて、ほっとひと息つける場所になっています。

種類豊富な“はちみつ”が並ぶ

イラストレーター神吉宏紀さんが「カフェ あさみどり」のために制作した、オリジナルの作品

棚の上に飾られたのは、ファンタジックな一枚。空を飛べないはずの猫が、ミツバチたちに支えられて、ふわりと空を旅しています。 この絵は、どこか不思議で、やさしい。眺めているだけで、ほっこり気持ちが和らいでいくよう。

庭の緑を眺めながら、テラスでゆったりリラックス

テラス席はワンちゃんもOK

晴れた日は、テラス席が心地良い♪ 手入れの行き届いた庭を眺めながら、ゆったり、のんびりリラックスできます。

オープンキッチンが奏でるおいしい時間

カフェは、オープンキッチンスタイル。香ばしい匂い、リズミカルな音、スタッフさんのていねいな動き……。そのすべてが、“おいしい時間”をさらに豊かなものにしてくれますよ。

地魚がメインの野菜もりもりランチ

「小田原産お魚のフリット」もりもり野菜サラダ、雑穀ごはん、スープ、ヨーグルト付き（1850円）

ランチの人気メニューは、「小田原産のお魚のフリット」。お皿の上には、すぐそばの早川漁港で水揚げされた太刀魚のフリット、はちみつの甘みをきかせたコールスロー、キャベツのマリネ、きのこのソテーなど、ヘルシーな副菜が盛りだくさん。彩り豊かで、目にした瞬間、ぱっと気分が明るくなります。 しかもフリットは、米粉で揚げているから、サクッと軽やか。揚げ物なのに、どっしり重くありません。

柑橘がさわやかに香るチーズケーキ

「湘南ゴールド漬けはちみつのレアチーズケーキ」（600円）、「静岡県産の和紅茶」（600円）

スイーツも、すべて一つ一つ心を込めた手作り。なかでもおすすめは、地元の柑橘・湘南ゴールドを「フルーツ漬けはちみつ」にして使ったチーズケーキ。さわやかに香る湘南ゴールドが、主役のレアチーズを引き立てます。 てっぺんには、ハチの巣をかたどったクッキーがちょこんとのって、キュート。

小田原の城山のラボラトーリオとコラボした「エゾアザミはちみつとカヌレアイス　小田原産はちみつ添え」（650円）

こちらは、エゾアザミのはちみつで自然な甘みをつけた、ラム酒香る大人味のアイス。中には、あさみどりのみつろうを型に塗って焼き上げたカヌレを刻み、混ぜ込んでいます。 口に運ぶと、もっちりとしたカヌレとバニラベースのアイスがとけ合い、クセになるおいしさ。そのまま味わったら、はちみつをかけて召し上がれ。

「はちみつドリンク」（650円）

気になるはちみつをテイスティング

約20種類の国産はちみつを取り揃える

カフェのすぐ横には、厳選された国産はちみつの直売所も。気になるものをテイスティングしながら、自分にぴったりの味を探せます。 棚には「キハダ」や「カラスザンショウ」など、聞き慣れない名前もちらほら。「どんな味なんだろう？」と、つい手に取ってみたくなります。

「小田原産みかんの花の蜂蜜」50g

あさみどりは、もともと北海道でスタートした会社。みかんの花が咲き誇る、小田原の地で定置養蜂を新たに始め、現在は市内4か所で養蜂・採蜜を行っています。 そんなみかんの花から生まれたはちみつは、香りも味わいもやさしく、小田原土産にもぴったり。

「なかよしハネー」箱入り、8個入り、「なかよしハネーサイダー」

「季節のフルーツ漬けはちみつ」（各2840円～）

「季節のフルーツ漬けはちみつ」は、小田原周辺で採れた旬のフルーツを、国産はちみつにじっくり漬け込んだ逸品。ラインナップは、フルーツの旬によって変わります。 ヨーグルトに加えたり、炭酸や水で割ってドリンクに。理想の栄養素がぎゅっと凝縮しているので、からだ想いの“ギフト”にも最適ですよ。