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2026.06.17
横浜に来たら一度は訪れてみたいクラシカルな北欧料理の店「スカンディヤ」
北欧の由緒ある邸宅を訪れたかのような静謐な時間が流れるレストラン「スカンディヤ」。60年以上、港町・横浜の歴史とともに歩んできたこのお店は、北欧出身のご主人とともに、オーナーの濱田八重子さんが築き上げたおもてなしに、温かな空気が漂います。古き良き横浜の薫りを今に伝える名店の魅力をご案内します。
半世紀を超えて街角に佇む横浜の老舗

レトロな外観
海岸通りに建つ築100年以上のクラシカルな建物。その一角に、横浜を代表する北欧料理の名店「スカンディヤ」があります。創業は1963年。デンマーク人のご主人とともに、オーナーの濱田八重子さんが開いたこのレストランは、今も変わらず港町を訪れる人々を優しく迎え入れています。

2階へ続く階段
格式高いドアを開け、重厚な内装に導かれるように二階へ進みます。歴史を重ねた風格がありながらも、どこか懐かしさを覚えます。親子三代にわたって通う常連さんも多く、大切な記念日を祝う場としても人々の記憶に刻まれてきました。
北欧のアンティークに囲まれた重厚で温かな異空間

ほんのりとした照明の店内
2階のダイニングへ一歩足を踏み入れると、そこにはヨーロッパのお屋敷を訪れたかのような趣深い世界が広がっています。店内の壁面を彩るのは、繊細な木彫りのレリーフ。天井からはクラシカルなシャンデリアが下がり、ほんのりと灯る光が琥珀色の空間を演出しています。

ロマンチックな窓辺
窓から差し込む柔らかな光と、シャンデリアのコントラストが美しく、北欧のアンティーク家具や小物は、どれも長い年月を経て磨かれた独特の艶を放ちます。古き良き横浜の風情を楽しみながら、静かに流れる時間に身を任せて、海外旅行をしているような気分に浸ることができますよ。
創業当時から愛される北欧のごちそう

バーカウンター
このお店を語る上で欠かせないのが、創業当時からある「スモーガスボード」です。これは北欧の伝統料理で、前菜からメインまで、多彩な料理を少しずつ大皿に盛り合わせ、北欧の食文化を一度に堪能できる贅沢なメニューとして親しまれてきました。

国旗をモチーフにしたステンドグラス
中でも名物として名高いのが、にしんの酢漬けです。北欧で広く親しまれているこの一品を作るには、驚くほどの手間暇がかかっているのだそう。素材の持ち味を活かしながら、丁寧な手仕事によって生み出される伝統の味。端正な手仕事が、長きにわたって食通たちの心を掴んで離さない理由を物語ります。
ちょっとだけお召かしして出かけたいランチタイム

「デンマーク風ハンバーグステーキセット」(2200円)パン又はピラフとドリンク付き
ディナーの華やかなコースはもちろんのこと、スカンディヤの味を楽しめるランチタイムもまた格別です。メニューに並ぶ「デンマーク風ハンバーグステーキセット」は、長年のファンも多い人気の一皿。ハンバーグの旨みが凝縮されたジューシーな味わいに、香ばしく揚げられたフライドオニオンの凝縮された甘みが重なり、コク深いソースがいっそう深みのある風味を引き立てます。

プレートには、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーの北欧三か国の国旗をモチーフにしたロゴが描かれています。「ノルディック・クロス」と呼ばれるこの十字架のデザインは、店内のステンドグラスなどで見つけることができ、北欧の文化を大切に守り続けるお店の誇りを感じさせてくれます。
北欧テキスタイルのカップで楽しむ食後の余韻

「季節のデザート」(1500円)
美味しい食事の締めくくりには、デザートとともに静かな余韻を楽しむひとときを過ごしましょう。お店オリジナルのコーヒーカップには、家のモチーフが描かれており、見ているだけで心が和むような温もりがあります。

コーヒー(800円)
窓の外の横浜の景色を眺めながら、香りの良いコーヒーを一口。重厚な空間に身を置いて過ごす時間は、慌ただしい日常を忘れさせ、穏やかな充足感で満たしてくれます。外に出たとき、横浜の海風がいつもと少し違って感じられるかもしれません。ぜひ異国情緒あふれるひとときを過ごしてくださいね。
スカンディヤ
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文:高橋茉弓、写真:依田佳子
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