津軽の知恵と美しさが結ぶ、こぎんの模様を日常に【こぎん刺しポーチ】

こぎん模様の凹凸がやさしく映え、バッグの中身を整える頼もしさ

青森・津軽に伝わるこぎん刺しは、寒さをしのぎ、布を補強するために生まれた実用の手仕事。麻布の織り目を奇数で数え、木綿の糸を刺していくことで、菱形などの“モドコ”と呼ばれる模様が浮かび上がります。柄が複雑になるほど裏糸が重なり、あたたかさと丈夫さが増す——土地の知恵が息づく技法です。

内布つきで形が崩れにくく、視認性も◎。こぎん刺しの凹凸が小物をやわらかく守ります

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手になじむ刺し目の心地よさが、読書の相棒に【こぎん刺しブックカバー】

連なる刺し目の模様と澄んだ色合いが、読書時間をそっと彩るブックカバー

布を強くし、寒さから身を守るために生まれた暮らしの知恵から生まれたこぎん刺し。布目を数えながら糸を重ねることで、連続する菱形や小さな幾何模様が浮かび上がります。その均整のとれた刺し目が、ページをめくるたびにやわらかな存在感を添えてくれるブックカバーです。　

ほどよい張りのある生地が本を包み、頁をめくる手になじむ心地よさ。こぎん刺しの凹凸が指先にやさしく触れます

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幾何模様の美しさが、第一印象をそっと整える【こぎん刺し名刺入れ】

こぎん刺しの細やかな模様がきらり。凹凸の表情がさりげなく映え、名刺交換の瞬間を印象深くしてくれます

こぎん刺しは、麻布に針を刺し進め、整った幾何模様を生み出す技法。連なる刺し目の美しさをそのまま閉じ込めた名刺入れは、手に触れたときのほどよい張りが心地よく、ものづくりの背景を知る人の手元にすっと馴染みます。文化や技法に興味を持つ人との、さりげない橋渡しにもなる一品です。

2つのポケットで名刺をすっきり整理。織り目の美しさが自然と目に留まり、会話のきっかけをつくってくれます

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作業着の知恵から生まれた、津軽だけの刺し子文化

津軽こぎん独自の文様。刺し手の時間を宿したその模様が、そっと“東北の時間”へと連れて行ってくれます

こぎんとは、もともと麻で作られた作業着を指す日本の言葉。その補強のための技法が独自に発展し、布目を数えながら木綿糸を刺して幾何模様を生み出す刺し子として受け継がれてきました。ひし形を基本にした最小単位の図案「基っこ（モドコ）」は、農具や日常の風景に由来するものが多く、その種類は600を超えるともいわれます。こうした津軽ならではの刺し方は、今もていねいに守られながら“淡雪”のように現代の色や形へと表情を広げています。

布目を数え、ひと針ずつ模様を紡ぐ職人の手。その静かな時間が重なり、こぎんの美しさが育まれていきます

東北スタンダードマーケット×弘前こぎん研究所

暮らしの中で生まれた図案の記録が今も息づいています

東北の暮らしに根ざした手仕事を紹介してきた「東北スタンダードマーケット」と、長く津軽こぎん刺しの継承に力を注いできた「弘前こぎん研究所」。この二つが出会い、地域に息づく技を今の暮らしに寄り添うアイテムへと仕立てたコラボレーションです。伝統の図案を選び取り、現代の色やサイズへと落とし込むことで、日常に取り入れやすい形に。東北の土地に受け継がれてきた手仕事の魅力を、旅するように手にできるシリーズです。

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